...その何れを正しとすべき乎(か)...
芥川龍之介 「八宝飯」
...我々が見る日本人よりも無限に無作法で慎みがないのであることを断乎として主張する...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...気が抜けた様に乎(ぼうつ)として編輯局に入ると...
石川啄木 「病院の窓」
...アヽ世に人物に対する衝突なきの出来事ある乎(か)...
石橋忍月 「罪過論」
...吁是果真乎...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...自分でも確乎(しっかり)せねばならぬ筈だ...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...その厳乎(げんこ)たる美しい顔を上げた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...僕は春浪さんとは断乎として交を絶ったのみならず...
永井荷風 「申訳」
...確乎(しつかり)しろツちへばどうも下痢(くだ)つちや力(ちから)拔(ぬ)けて仕(し)やうねえ...
長塚節 「土」
...眸(ひとみ)は例になく確乎(しっか)と坐っていた...
夏目漱石 「虞美人草」
...茫々乎(ぼうぼうこ)としてひかえている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...私は断乎として、単にそれだけの方法でこの生活を続けて来たまでのことです...
牧野信一 「サロメと体操」
...甚だしく風教を害するに至つたのでその筋に於いてはこの際断乎として彼等の上に厳重なる取締りを行ふことになつた――と誌された記事を読み...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...曰如是得無畏家人知乎...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...純乎たる芸術価値のみを目標として...
夢野久作 「能とは何か」
...歴乎(れっき)たる武将であっても...
吉川英治 「新書太閤記」
...歴乎(れっき)とした御方...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ここではこの制度が確乎たる社会秩序として...
和辻哲郎 「鎖国」
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