...この久遠の時を共有しよう...
...彼との恋は久遠に続くと信じている...
...久遠の時を感じさせる静寂が木立に漂っていた...
...崇めし者たちが久遠の時を生きた...
...彼女の美しさは久遠に語り継がれるだろう...
...久遠本地(くおんほんじ)の諸法...
芥川龍之介 「道祖問答」
...このわが小(ちひ)さき瞳(ひとみ)にもただ稻妻(いなづま)の束(つか)の間(ま)に久遠(くをん)にわたる光明(くわうみやう)は映(うつ)りたらずや...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...久遠(くおん)の真理を...
太宰治 「もの思う葦」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...久遠の進路(コオス)を大なる弧を画きつつ辿っていた...
豊島与志雄 「恩人」
...理想は久遠のものである...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...ああ汝 漂泊者!過去より來りて未來を過ぎ久遠の郷愁を追ひ行くもの...
萩原朔太郎 「氷島」
...久遠に輪を斷絶するもああかの荒寥たる平野の中日月我れを投げうつて去り意志するものを亡び盡せり...
萩原朔太郎 「氷島」
......
萩原朔太郎 「紫色の感情にて」
...過去久遠(くおん)無量無数不可思議阿僧祇劫(あそうぎこう)と念の入った長い大昔...
南方熊楠 「十二支考」
...それは久遠(くおん)の昔に果されてしまったことなのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...しかし真意は時間を越えた久遠の出来事を指しているのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...後志(しりべし)久遠村の条には...
柳田國男 「地名の研究」
...所謂久遠の都府を訪い来る者が無いとは言われぬ...
柳田國男 「どら猫観察記」
...われら短い儚(はかな)い者を久遠(くおん)のながれにつなぎとめて後世(ごせ)何らかの鏡(かがみ)となって衆生に問(と)おう...
吉川英治 「私本太平記」
...久遠(くおん)の宇宙へ...
吉川英治 「私本太平記」
...国の久遠(くおん)の先の先まで...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...――老公の寿碑(じゅひ)の文が明らかに久遠(くおん)へ向っていっているではないか...
吉川英治 「梅里先生行状記」
便利!手書き漢字入力検索