...この久遠の時を共有しよう...
...彼との恋は久遠に続くと信じている...
...久遠の時を感じさせる静寂が木立に漂っていた...
...崇めし者たちが久遠の時を生きた...
...彼女の美しさは久遠に語り継がれるだろう...
...「凡そ事物の能(よ)く久遠(くをん)に垂るる者は...
芥川龍之介 「雑筆」
...久遠(くをん)に亘(わた)る如し...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...久遠の女性を見つめている...
太宰治 「虚構の春」
...女のひとの久遠の宝石...
太宰治 「虚構の春」
...この「久遠の街(イタアナル・シティ)」へ潜り込んだのだと信ずるに足る...
谷譲次 「踊る地平線」
...理想は久遠のものである...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...「鼻って誰の事です」「君の親愛なる久遠(くおん)の女性(にょしょう)の御母堂様だ」「へえー」「金田の妻(さい)という女が君の事を聞きに来たよ」と主人が真面目に説明してやる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...75久遠の花嫁――自然...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...芸術の久遠の生命がそこに見出されるのである...
藤島武二 「画室の言葉」
...いわゆる久遠の幸福を感じようとする...
宮本百合子 「幸福の感覚」
...すべての声が消えて)(再び「寮歌」)歌(第二番の歌詞)豊かにみのれる石狩の野に雁の音はるばる沈みて行けば羊群声なく牧舎にかえり手箱のいただきたそがれこめぬ雄々しくそびゆるエルムの梢打振る野分に破壊の葉音のさやめく甍に久遠の光おごそかに...
三好十郎 「樹氷」
...それは久遠(くおん)の昔に果されてしまったことなのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...しかし真意は時間を越えた久遠の出来事を指しているのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...秋風(あきかぜ)に白波さわぎと萬葉集にうたはれたのは思(おも)へば久遠の時代であるやうだけれど...
横瀬夜雨 「筑波ねのほとり」
...ああ見よ、此処に、まばゆくも、聡く、気高く、うるはしき、久遠の女、人のため、行くべき方(かた)を指さしぬ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...われら短い儚(はかな)い者を久遠(くおん)のながれにつなぎとめて後世(ごせ)何らかの鏡(かがみ)となって衆生に問(と)おう...
吉川英治 「私本太平記」
...久遠(くおん)の宇宙へ...
吉川英治 「私本太平記」
...久遠(くおん)の華厳法相(けごんほっそう)四海平和が地に降りてきたかのような観がある...
吉川英治 「私本太平記」
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