...久濶(きゆうかつ)を叙しをはると...
薄田泣菫 「木犀の香」
...暫(しばら)く久濶(きゅうかつ)を叙し合ったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...懷かしげに久濶を叙した...
中島敦 「山月記」
...久濶(しばらく)といって例の通り倒さになると...
二葉亭四迷 「平凡」
...オヤジと久濶(きゅうかつ)...
古川緑波 「このたび大阪」
...小母さんと久濶を叙し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...斎藤寅さん久濶、「勢揃ひ江戸っ子長屋」セット、大工の棟梁我、なるべく若くやる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...久濶(きゅうかつ)を叙し...
本庄陸男 「石狩川」
...相見ざること数年互に久濶を序す...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...甲斐は謙遜に久濶(きゅうかつ)を述べた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...一方は名もなき草叢裡(そうそうり)の窮措大(きゅうそだい)翁となり果てたまま悠々久濶(きゅうかつ)を叙(じょ)する...
夢野久作 「近世快人伝」
...久濶(きゅうかつ)を叙(じょ)し...
夢野久作 「近世快人伝」
...心から久濶(きゅうかつ)の想いを...
吉川英治 「大岡越前」
...久濶(きゆうかつ)を叙(の)べた...
吉川英治 「三国志」
...久濶(きゅうかつ)の情は尽きない...
吉川英治 「三国志」
...久濶(きゅうかつ)の声なつかしげに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いつ江戸表へお帰りでござった」久濶(きゅうかつ)の情を誇張して...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...梅もそれぞれの客に女性らしい久濶(きゅうかつ)をのべた...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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