...久保田君の芸術は久保田君の生活と共にこの特色を示すものと云うべし...
芥川龍之介 「久保田万太郎氏」
...――僕は久保田君の生活を知ること...
芥川龍之介 「久保田万太郎氏」
...久保田米僊(べいせん)は...
薄田泣菫 「茶話」
...わけのわからぬ問答に問答をかさねて、そのうちに、久保田氏は、精神とかジャンルとか現象とかのこむずかしい言葉を言い出し、若い作家の読書力減退についてのお説教がはじまり、これは、まさしく久保田万太郎なのかもしれないなどと思ったら酔いも一時にさめはて、どうにも、つまらなくなって来て、蹌踉(そうろう)と立ちあがり、先生、それではごめん下さい...
太宰治 「狂言の神」
...それでも久保田さんにはまだ足りなかった...
豊島与志雄 「人の国」
...久保田さんはふと...
豊島与志雄 「人の国」
...明日の久保田万太郎夫人の告別式にお辭儀役の件...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...東日記者久保田来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...久保田万太郎「枯菊抄」を読み上げ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...さう云はれたので初めて私が久保田氏の足もとに眼を注ぐと...
牧野信一 「足袋のこと」
...久保田万太郎氏にも亦この小屋に材した「立見」と云ふ小品がある...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...久保田万太郎氏の「春泥」はこの町のしゞまを如実に描破してゐる...
正岡容 「下町歳事記」
...けれども久保田君にとつては――同君自身の幸福なる結婚は別として――世上の戀は遂に果敢ない夢に等しい...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...久保田君は文壇に比類の無い作家だ...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...久保田君にも勿論此の傾向がある...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...「末枯」の作者久保田万太郎君は...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...自分は久保田君の藝術の力に...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...考えてみると、ぼくの寝た日本間にも、半双の屏風が立ててあり、それには、石川達三、中野好夫、久保田万太郎、丹羽文雄、亀井勝一郎、横山泰三、かつての文春座文士劇のおりにでも書いたのだろうか、ちょっと判断もつかないような顔ぶれが十数名も入り交じって寄せ書きしていた...
吉川英治 「随筆 新平家」
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