...一夜興をえて々(さうさう)筆を染めけるもの乃(すなは)ちこの短調七聯(れん)の一詩也...
石川啄木 「詩」
...乃公の背後で不貞な奴等は醜行を演じかかっているのだ...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...乃公の立派に出世した姿をいちど見せてやりたい...
太宰治 「竹青」
...乃公(おいら)がこの破戸漢(ごろつき)を敲(たた)き殺すんだ」岡本を睨みつけて...
田中貢太郎 「春心」
...こゝの主長(あるじ)は乃公(おれ)では無(な)いか?汝(おぬし)か? さゝゝ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...物質という哲学的概念――物理学乃至一般に自然科学に於ける範疇としての夫は又別に考察すべきである――が今日何でなければならぬかを吟味する順序になる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...だが何と云っても不敬な文書乃至出版物の代表者は...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...そこでは科学と芸術乃至文学との原則的な内部的連関が問題であるが...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...其他一切の「観念論」乃至「理想主義」の大を以てしても量り切れない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...封建的乃至資本主義前的な文化要素と...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...東洋乃至日本の教学であったのである...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...乃ち一は閣下等の守旧思想を打開せむが為めに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...乃(すなわ)ち謂(い)わば国家の飾りだ...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...新しい存在論は「認識」とは異る「理解」乃至「解釋」であると見られるのもこのためである...
三木清 「歴史哲學」
...明るい景色だ」「初めてでございますわね」信乃はこう云って...
山本周五郎 「めおと蝶」
...お喜乃をどうしたというんじゃ」「どうも...
吉川英治 「治郎吉格子」
...牟邪志乃国造(ムサシノクニノミヤツコ)――という古い家がらの豪族である...
吉川英治 「平の将門」
...雪乃母娘(おやこ)は手みやげに持って来た浙江(せっこう)まんじゅうを...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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