...乃至(ないし)は唐土(もろこし)に人となったものやら...
芥川龍之介 「邪宗門」
...日本軍のそれに対し五十倍乃至(ないし)二千倍を用意した...
海野十三 「諜報中継局」
...乃公はこの家の者だが...
田中貢太郎 「春心」
...其れから明治廿九年乃木中将が台湾(たいわん)総督(そうとく)となる時...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...法律制度乃至政治制度は...
戸坂潤 「科学論」
...技術は大工業に於ける一つの著しい労働手段(乃至生産手段)たる機械其の他を通しての労働過程の内に横たわることから...
戸坂潤 「技術の哲学」
...経験的・感性的なる諸自然科学の諸事実を先験的・理性的なる概念乃至イデーからの展開として説明した...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...万機公論に決すべしというテーゼは今日の常識的な社会意識乃至政治意識にとっては絶対的なものとなっている...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...乃至哲学者が動員されてきたとみられよう...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...云うまでもなく之は思惟乃至方法としての弁証法ではなくて実在の過程としての夫である...
戸坂潤 「辞典」
...神道乃至国学的思潮は勿論のこと...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...客觀的乃至自然的現象としての死が同じく客觀的乃至自然的現象としての生に對していかなる關係に立つか...
波多野精一 「時と永遠」
...乃ち洋画は洋画、日本画は日本画といふやうに、到底調和が出来ないものと思つて、更らに恁うした方面には注意せぬ...
菱田春草 「画界漫言」
...十九字乃至(ないし)二十二...
正岡子規 「俳諧大要」
...妹は信乃が上村へ来てからも反対の意志を変えぬふうで...
山本周五郎 「めおと蝶」
...丹三郎は訝(いぶか)しそうに宇乃を見た...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...木乃伊(ミイラ)親爺の生命(いのち)の綱で...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...千五百人乃至二千人を集むるを得べし...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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