...そこで主馬寮(しゅめりょう)の藤波(ふじなみ)先生...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...後藤氏は、お蔭で馬が出来ましたといって、さも満足そうに礼をいわれ、それから一層気乗りがして来て勉強されて、いろいろ馬を彫られた処、その事が軍馬局に分り、主馬寮に分り、宮内省に分りして、後藤は馬を彫ることは上手だという評判が立って、後には馬専門の彫刻家となりましたので、今上(きんじょう)天皇がまだ御六歳の時、東宮(はるのみや)様と仰せられる頃御乗用の木馬までもこの人が作られたというような次第でありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...今度の楠公の馬については主馬寮(しゅめりょう)の藤波氏にも種々お尋ねした関係もあり木型の出来上がったことも...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...主馬寮、某の家で家具が急に動いたり跳ねたりしだした、というのだが、N曰く、これはきっと宮廷用の家具がアニチコフ(宮廷)へ入ることを切望してるんだ、と...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...主馬寮(しゅめりょう)にいる父親がするように...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...ミラノの貴族で王の主馬寮に仕えるメルヴェーユが最も適していた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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