...いずれにしてもそれはわれらの主観的な精神作用を...
高神覚昇 「般若心経講義」
...こういうふうに純粋に主観的なものは普通の意味で批評とは名づけにくいような気がする...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...これらはそういう自我の主観的な感情の動きをさすのではなくて...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...イデオロギーは単に主観的な政策であって...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...主観的な存在者である概念や意識とは...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...それからこうした客観的な何等かの組織(物質的でも観念的でもいい)から切り離して理解された限りの主観的な技能や知能も亦...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...主観的なる感情を強く呼び起すのに...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...主観的なセンチメントを一切排斥せねばならぬ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...しかし体験はそれ自身としては主観的なもの...
三木清 「親鸞」
...もとより主体は単に主観的なものではない...
三木清 「哲学入門」
...主観的なところを有する私の存在をうちに包むものは単に客観的なものであることができぬ...
三木清 「哲学入門」
...個人の自由はさしあたり主観的な肆意(しい)として現われるであろう...
三木清 「哲学入門」
...意味というのは単に主観的なものでなく...
三木清 「哲学入門」
...主観的な態度では実に二人の生活を大切にして来た...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の主観的な一生懸命さでさえ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私の主観的な感動が舌たらずにかかれてある印象だったろうと思いますが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...主観的なおさまりでないところが興味があります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これは決してわたくしの主観的な印象に過ぎないのではあるまい...
和辻哲郎 「初めて西田幾多郎の名を聞いたころ」
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