...主観的な文学に社会を導いて行つた功績は...
田山録弥 「明治文学の概観」
...(プロレタリア)イデオロギーの――主観的な――階級性が論理上の客観性を持ち得また持たねばならぬということは...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...決して測定という主観的な研究方法によって初めて引き起こされたものではない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...主観的な勝手な願望や希望によって利害の客観的な認識が妨害される時に限って起きるのである...
戸坂潤 「科学論」
...決して単なる主観的な抽象ではなくて...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...それからこうした客観的な何等かの組織(物質的でも観念的でもいい)から切り離して理解された限りの主観的な技能や知能も亦...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...芸術家の主観的な立場の問題は...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この主観的な直覚によって初めて社会的に客観的に共通な判断内容を得るわけである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...今日のブルジョア・ジャーナリズムそのものを脱却しようという主観的な気持ちの内には...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ゆえに主観的なるものは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...筆者の見解を自由に書いた主観的な辞書である...
三木清 「辞書の客観性」
...主観的なところを有する私の存在をうちに包むものは単に客観的なものであることができぬ...
三木清 「哲学入門」
...科学が価値判断を排するのは主観的なものの混入を防ぐためであるが...
三木清 「哲学入門」
...発明といっても固より単に主観的なものであることができぬ...
三木清 「哲学入門」
...それが心理的主観的なものに対する偏愛...
三木清 「日記と自叙伝」
...私の主観的な感動が舌たらずにかかれてある印象だったろうと思いますが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...主観的なものでもないし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この視界拡大の運動において主観的な筋金(すじがね)の役目をつとめていたのは十字軍的な精神であったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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