...」とぎょっとした主税は...
泉鏡花 「婦系図」
...会釈をしてわずかに擡(もた)げた、主税の顔を、その威のある目で屹(きっ)と見て、「少(わか)いものが何だ、端銭(はした)をかれこれ人中で云っている奴があるかい、見っともない...
泉鏡花 「婦系図」
...主税は姫を賺(すか)して云った...
泉鏡花 「婦系図」
...主税の扮装(いでたち)を...
泉鏡花 「婦系図」
...早や主税が近寄る時は...
泉鏡花 「婦系図」
...早瀬主税(ちから)と云うものです...
泉鏡花 「婦系図」
...主税さんの奥さんに...
泉鏡花 「婦系図」
...主税さんを呼んで下さい...
泉鏡花 「婦系図」
...ふらふらと頭(つむり)重く倒れようとした――手を主税の肩に突いて...
泉鏡花 「婦系図」
...加藤主税を斬ったる刀をそのまま身を沈めて斜横(しゃおう)に後ろへ引いて颯(さっ)と払う...
中里介山 「大菩薩峠」
...田内主税、名は輔(ほ)、月堂と号す、会津の人だと云ふのみである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...長男の主税(ちから)...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...主税どの、泣くな、母上を呼びもどして来て進ぜる』惣右衛門が走ろうとすると、『あっ、もしっ』主税は、彼の袂(たもと)をつかんで、『――捨ておいて下さいませ』『なぜ?』と、咎(とが)めるように眼を光らせて、惣右衛門は、主税へ云った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――主税、他人事(ひとごと)ではないぞよ』『はっ……』『ちと、口数が多かろう、つつしめ』『は、つつしみます』『まだあろう、明日(あす)の集合に欠ける顔が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...大石主税を主将として...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...誰かが、『上杉家から来た附人の小林平八郎』と云ったのを聞いて、主税は、忠左衛門のことばをもう忘れていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...(何が居るかわからない?)そう思っている間に、主税が、無造作に穴を潜ってしまった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...今別れたばかりの主税の顔を...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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