...「主殿は神社の中で一番神聖な場所です...
...「行事の際には主殿の前でお祭りを開催します...
...「主殿の屋根には美しい装飾が施されています...
...「毎年、初詣のために多くの人が主殿を参拝します...
...「主殿の入り口には厳かな鳥居が立っています...
...御主殿(しゅでん)においてかどでをおいわいなされました...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...主殿頭総安(ふさやす)の息女で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...何んと時の老中田沼主殿頭意次(たぬまとのものかみおきつぐ)の許(もと)だったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...田沼主殿頭の若かりし日にも劣らぬ出世のマラソンです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...奥村主殿の娘里代をそそのかして許婚(いいなずけ)になり...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...大府卿と主殿とで己をせつくのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そして叔父の主殿に対してもはらがたった...
山本周五郎 「末っ子」
...まさか私をからかってるんじゃないでしょうね」「うちへ帰ってみればわかるよ」と主殿が云った...
山本周五郎 「末っ子」
...すると新庄へ返したというので主殿を呼んだのだ...
山本周五郎 「末っ子」
...なんで、水茶屋の女などが」「そ、それが、お袖ばかりは、ありふれた世間の女とは」「どうちがう」「気だても……」いいかける弟へ、主殿は、いきなり手をのばして、その襟もとをひッつかみ、「うぬ、のめのめと、まだ眼がさめぬか」と、満身の力で小突いた...
吉川英治 「大岡越前」
...顔をかかえて、仆(たお)れた弟へ、主殿の手は、追うように、またその襟くびをつかんで押した...
吉川英治 「大岡越前」
...考えてみい」主殿は...
吉川英治 「大岡越前」
...叔父の声に応じて、主殿も、刀へ手をかけ、雨に咽(むせ)びつついった...
吉川英治 「大岡越前」
...主殿も飛ぶように追いかけた...
吉川英治 「大岡越前」
...傍らの主殿をかえりみ...
吉川英治 「大岡越前」
...師の坊鉄淵と兄の主殿と...
吉川英治 「大岡越前」
...その夜――この主殿助の所へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひとりが、答えて、「されば、江口の君たちには、中君(なかのきみ)、主殿(とのも)、香炉(こうろ)、小観音、孔雀などという佳人もおりましたが、近頃では、大江玉淵(おおえのたまぶち)の娘、白女(しらめ)の君に及ぶものはありません」と、奏した...
吉川英治 「平の将門」
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