...主峰は長く美しい尾根の...
石川欣一 「山を思う」
...北に登る四丁で三角点の立てる一峰、標高三千七十米突、主峰の北々東だ、が北穂高岳「信飛界、空沢岳(からさわだけ)(宛字(あてじ))、嘉門次」と命名しておく...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...主峰奥岳の東北に当る...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...中央に最も高き主峰を起し...
大町桂月 「金華山」
...北の黒岳の主峰など...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...立山の主峰が尖んがった輪廓を見せていた...
田中貢太郎 「立山の亡者宿」
...一番高い主峰だけには綿を千切つたやうな灰白色の雲が頂にかかつたまゝ何時までも動かうともしない...
近松秋江 「湖光島影」
...それが如何にも主峰は主峰だけの威嚴を示してゐるかのやうで雲に隱れた部分は距離が遠いせゐか清楚な夏の色も暗緑色に掻き曇つて恐しさうな感情を與へてゐる...
近松秋江 「湖光島影」
...主峰が大きな溪によつて二つに分れてゐる處から流れ落ちて來る急角度の傾斜を成した比良川の溪流が直ちに湖水に迫つて汀に土砂を押流したところに出來てゐる...
近松秋江 「湖光島影」
...比良岳の主峰と同じやうに...
近松秋江 「湖光島影」
...綿帽子を着けたやうな主峰のみが嚴かに聳えてゐるのが遠く眺められるばかりである...
近松秋江 「湖光島影」
...東北の主峰にかかげてみたいとの願望が...
中里介山 「大菩薩峠」
...なかんずく主峰の一※の如き...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...中央はロビ山(別称マホナガ山)とアルト山を主峰とする六百メートル程度の山脈が屋根になり...
久生十蘭 「ノア」
...宮方の主峰は、この二つと観ていいが、さかのぼれば、承久ノ乱に宮方へついて、いらいうだつのあがらぬ落ち目におちた不遇な武士や、蒙古(もうこ)襲来のさい、人的や経済的にもさんざんな消耗に疲弊(ひへい)したあげく、なんの恩賞もうけず、逆に、鎌倉幕府でうけのいい大名が受領(ずりょう)にあずかって、この地方でもぐんぐん勢力を張って来るなどの結果から、漸次(ぜんじ)、領土をせばめられて、肩身をかがめているしかなかった不平武族が、「時こそ」と、笠置、赤坂の一挙に、その鬱屈(うっくつ)をふるい起(た)たせたものが、どれほどかかずしれない...
吉川英治 「私本太平記」
...――いわばその二つの主峰は...
吉川英治 「私本太平記」
...金剛の主峰なのやらも...
吉川英治 「私本太平記」
...主峰はヒマラヤ以上の高さ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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