...固よりC君と論爭することを主なる目的とするのではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...叫んで眼を覆う)あの黒い十字架の上のいやなものは何ハアトお前はたいへん悪いことを言ってるんだよあれはわれわれのおん主なのだ子供あれを隠して頂戴ブリヂットわたしは又怖くなって来た子供隠して頂戴マアチンそれは悪いことだブリヂット神様を汚すことだよ子供あの苦しがってるものあれを隠して頂戴マアチンこの子に教えない親がいけないのだハアトあれは神の子のお姿だ子供(神父にすがりつき)隠して頂戴...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...主なき家の有様も一見したく...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...彼の主な弱点は種々の相違と少しづつの変化を認めなかったことであり...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...単にいわゆる文明国の人々が長い間信じきたった天地の造り主なる神だけについて考えてみよう...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...そのうえその警察犬の飼主なんです...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...彼もまた彼の主なる神のよろこびに参入しているのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...漱石氏の機嫌が悪かったということは学校に対する不平が主なものであったろう...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...その主なるもののみを挙げるならば...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...その主なる要素になっている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...アリストテレスがプラトンの思想に加へた修正の最も主なるものは...
波多野精一 「時と永遠」
...次に私は簡単に主なる批判者の批判を個々に批判してゆくであらう...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...このあたりの野生植物やら昆虫類の標本を作ることを主な仕事としてゐた...
牧野信一 「南風譜」
...おそらく勤労に対する主な妨げであった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この県にある色々の産物の中で主なるものを三つ四つ挙げることに致しましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...領主なく国境なく...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこの主など知らないが」「先では...
吉川英治 「平の将門」
...――天下一日も主なかるべからずと...
吉川英治 「源頼朝」
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