...丹次郎(たんじろう)というニヤケた気味合(きみあい)があった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...即ちすでに五月中栃木県では中山丹次郎...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...中山丹次郎からほぼ横尾と同様の説得があった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...あれを唯丹次郎の生活とばかり思つてはいけない...
田山録弥 「小説新論」
...冬の昼過(ひるす)ぎ窃(ひそ)かに米八(よねはち)が病気の丹次郎(たんじらう)をおとづれたのもかゝる佗住居(わびずまひ)の戸口(とぐち)であつたらう...
永井荷風 「すみだ川」
...」「丹さんは唐琴屋(からことや)の丹次郎(たんじろう)さ...
永井荷風 「雪解」
...御酒の好きな人の事を丹次郎ッていうんですか...
永井荷風 「雪解」
...丹次郎(たんじろう)が久しく別れていたその情婦仇吉(あだきち)を深川のかくれ家(が)にたずね...
永井荷風 「雪の日」
...丹次郎が久しく別れてゐた其情婦仇吉を深川のかくれ家にたづね...
永井荷風 「雪の日」
...ちよつとノツペリした丹次郎型で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...反証をあげて無罪にしてしまうんだ」「丹次郎だな...
久生十蘭 「蝶の絵」
...「梅ごよみ」の丹次郎のよきアイデア(一生に一度失恋してみたいといふ心理)を貰った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...伊井友三郎の丹次郎が貧弱なので見てゐられない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...唐琴屋丹次郎が許嫁お蝶の申出に対して...
正岡容 「吉原百人斬」
...あの『百人斬』で栄之丞が顎を撫でるところは丹次郎を応用したねえ」変化(へんげ)の正体を見現(みあらわ)したと許り...
正岡容 「吉原百人斬」
...情人(いろ)の丹次郎を待ちあわせている...
吉川英治 「梅ちらほら」
...そして約束の男の丹次郎がなか/\來ないのを...
吉川英治 「折々の記」
...丹次郎や米八は、史上の人物ではないから論外に措かう...
吉川英治 「折々の記」
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