...それに関する丹念な心覚えを書きとめた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...彼は丹念なラテン語で...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...丹念な確かな人間であるには相違ないが...
ディッケンズ Charles Dickens 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...それは実に丹念な庭師だった...
豊島与志雄 「父の形見」
...細々と丹念な注意を与えてくれた...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...御当人にはずいぶん丹念な種本かも知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...丹念な塗りは止(よ)して...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...髪には丹念なウエーヴがついて...
牧野信一 「街角」
...ピラミツトを描いてそれに丹念な影をつけたりしてゐた...
牧野信一 「妄想患者」
...ゲーテが自然における個々のものの丹念な観察からその中に横たはる普遍的なものの直観を得たやうに...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...丹念な話である...
三好達治 「オルゴール」
...その丹念な綜合とが基礎となって...
柳田国男 「海上の道」
...丹念な分類さえしてみれば事実の把握はそう難事でないのであった...
柳田國男 「地名の研究」
...丹念な家では夏中のオキを消して貯えておいて...
柳田国男 「雪国の春」
...その品が好評なのは平さんの丹念な仕事ぶりにあるので...
山本周五郎 「季節のない街」
...これまた丹念なものでした...
山本笑月 「明治世相百話」
...なかなか身粧いに丹念なうえ...
吉川英治 「私本太平記」
...フロイスが日本の文化に丹念な注意の眼を向けた態度は...
和辻哲郎 「鎖国」
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