...彼女には心を丸裸にされた気分だ...
...彼が私の弱みをついて、私を丸裸にしてしまった...
...犯罪者のアカウントを調べ、その素性を丸裸にする...
...彼女の愛情表現は常に素直で、感情を丸裸にしている...
...私たちはこの問題を丸裸にして、解決策を見出す必要がある...
...丸裸(まるはだか)の罔象女(みづはのめ)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...丸裸の身体にぼろ毛布をまきつけられて...
相馬泰三 「六月」
...子供を丸裸にして仔細(しさい)らしく抱き上げ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...下役人の厳重な監視のもとに丸裸となって川を捜した...
太宰治 「新釈諸国噺」
...あたりまえなら接近する事も困難なような貴顕のかたがたを丸裸にしてその肢体(したい)を大根かすりこぎででもあるように自由に取り扱って...
寺田寅彦 「備忘録」
...丸裸の男の児が駈けて来る...
中島敦 「狼疾記」
...上(うへ)の方には丸裸(まるはだか)の骨許(ほねばかり)残つた所に...
夏目漱石 「それから」
...この間などは、常さんがちょっと足に触ったら、すうっと立って行って、お風呂場で足を洗っていたって……帰った日なんかは、着てきたものをそっくり庭先で脱いで、丸裸になって、水撒きのホースで、女中に一時間も身体に水をかけさせて、手帳のようなものまで、いちいち石油をかけて焼いて、それから、やっとこさで、家に入ったわ」俯向いて、頬を撫でながら、なにか考えていたが、「ちょっと、いらして」というと、玄関わきの広い階段をあがって、花世の寝室へ連れこんだ...
久生十蘭 「蝶の絵」
...倒れた男を丸裸にして調べましたが...
夢野久作 「正夢」
...丸裸であおむけになっていたが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...睡っているヒョロ子と豚吉を二人共丸裸体(はだか)にして...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...ある者は丸裸で外へ飛び出した...
武者金吉 「地震なまず」
...八畳敷に三盆白の砂糖を三尺嵩に積ンで月に三度づつ五十人の芸妓を丸裸のまゝ相撲を取らすといふたはけは...
村上浪六 「上方者の啖呵」
...一々その丸裸の土人たちに鉢巻をとってお辞儀をしている...
柳田国男 「故郷七十年」
...芸当の小手調べとして親爺と揃いの金ピカの猿股を穿いた丸裸体(まるはだか)の吾輩が...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...それぞれに丸裸体(まるはだか)のまま縛り付けられて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...……俺はドウしてコンナに丸裸になったんだろう……と疑いながら……...
夢野久作 「一足お先に」
...――直義の感情は丸裸なものになれと内からささやかれている呼吸(いき)づかいなのである...
吉川英治 「私本太平記」
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