...彼女には心を丸裸にされた気分だ...
...彼が私の弱みをついて、私を丸裸にしてしまった...
...犯罪者のアカウントを調べ、その素性を丸裸にする...
...彼女の愛情表現は常に素直で、感情を丸裸にしている...
...私たちはこの問題を丸裸にして、解決策を見出す必要がある...
...市街は丸裸になったうえに破壊され...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...丸裸のあわれな虫で...
太宰治 「親友交歓」
...あたりまえなら接近する事も困難なような貴顕のかたがたを丸裸にしてその肢体(したい)を大根かすりこぎででもあるように自由に取り扱って...
寺田寅彦 「備忘録」
...飾りつけのしてない丸裸の部屋の中に這入っていった...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...全くの丸裸になってしまっている...
中村地平 「南方郵信」
...その九人組が丸裸になって幅六尺の縁側(えんがわ)へ出て踊をおどって一晩跳(は)ね廻った...
夏目漱石 「思い出す事など」
...棚(たな)の達磨(だるま)さんを済して丸裸(まるはだか)の越中褌(えっちゅうふんどし)一つになって...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...窓に対する壁は漆喰(しっくい)も塗らぬ丸裸(まるはだか)の石で隣りの室とは世界滅却(せかいめっきゃく)の日に至るまで動かぬ仕切(しき)りが設けられている...
夏目漱石 「倫敦塔」
...睡っているヒョロ子と豚吉を二人共丸裸体(はだか)にして...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...夫雀哀しんで自ら羽を抜き丸裸になってピパル樹に栖(とま)り哭(な)く...
南方熊楠 「十二支考」
...裸の大地の上に丸裸で...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...丸裸にして尻を打ったという...
柳田国男 「年中行事覚書」
...芸当の小手調べとして親爺と揃いの金ピカの猿股を穿いた丸裸体(まるはだか)の吾輩が...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...揃いも揃った赤い湯もじ一貫の丸裸体(まるはだか)で髪をオドロに振乱しているのには仰天した...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...イキナリ私を引っ捉えてクルクルと丸裸体(まるはだか)にして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...それは若い女の丸裸体(まるはだか)の死体だったのです...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...相手の生血を吸い取り得れば――相手を丸裸になし得れば――又はどこかに売りこかし得れば...
夢野久作 「鼻の表現」
...……俺はドウしてコンナに丸裸になったんだろう……と疑いながら……...
夢野久作 「一足お先に」
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