...四火事で丸焼けになつてから...
上村松園 「思ひ出」
...地震の火事で丸焼けとなったが...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...震災で丸焼けのこの遊郭も立派に復興していた...
高見順 「いやな感じ」
...中には丸焼けになったため乞食(こじき)にまで身を落とした人さえある...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...お風呂場が丸焼けだよ...
太宰治 「斜陽」
...その甲府でまた丸焼けになって...
太宰治 「たずねびと」
...とにかく家が丸焼けになっても浅間(あさま)しい真似(まね)をせずともすむように...
太宰治 「薄明」
...当人の家さえ丸焼けになったのですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...私のうちが丸焼けになったのは...
野村胡堂 「胡堂百話」
...鎌倉町の三村屋が丸焼け...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――丸焼けになった上に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かえって火元よりは火廻りの早かった藤木の方が何もかも丸焼けで...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...私の麹町の家も去年の五月二十五日に丸焼けになりましたが...
三浦環 「お蝶夫人」
...その請負賃の残金を貰うのはあたりまえでしょう? 丸焼けになったのはお父つぁんの知った事じゃないじゃありませんか...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...君の官舎も丸焼けだ」といわれてびっくりしてしまった...
柳田国男 「故郷七十年」
...雨の夜に火事が起ってたちまちに丸焼けになったことなど...
柳田国男 「故郷七十年」
...東京のずいぶん大多数の図書が丸焼けになった...
山本実彦 「十五年」
...叡山(えいざん)さえこの間に丸焼けになっている...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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