...最高の段位を持つ文士樋口謙氏の丸まっちい胡桃(くるみ)のような姿を見かけました...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...猪首(ししくび)で猫背で、丸まっちい、子供のような顔をしたこの小男の石亭先生が、泥棒に尻を押されて、露台の窓から、不器用な恰好で這い込んでゆくようすときたら!劇的(ドラマチック)とでも言いましょうか、それこそ、まさに天下の奇趣である...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...丸まっちい肩を昂然(こうぜん)と聳(そび)やかすようにしながら...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...真中に赤い鼻の丸まっちい「ラップ」の作家タラソフ・ロディオーノフが...
宮本百合子 「「鎌と鎚」工場の文学研究会」
...丸まっちい顔に困った表情を浮べた...
宮本百合子 「斯ういう気持」
...(一)私が丸まっちい体をしているので心臓が疲れ易いということ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...丸まっちい私は平気なようなこわいようなの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まん丸い顔の下に今一つ丸まっちい腮(あご)が重なっていた...
夢野久作 「鉄鎚」
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