...『貴樣こそ何處に行つてるんだ?夜(よる)夜中人が寢て了つてから!』靜子は驚いて目を丸くして立つてゐる...
石川啄木 「鳥影」
...君の寝室に……」ホーテンスは目を丸くした...
海野十三 「地球発狂事件」
...その一つの椅子の上に天鵞絨(ビロード)のような毛をした黒猫が丸くなって眠っていた...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...「あーら」と若紫は眼を丸くして...
高見順 「いやな感じ」
...リキュールの杯ぐらいな小さなガラス器に頭を丸く盛り上げたのが...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...いつとなしに踊りの輪が丸くつながる...
寺田寅彦 「沓掛より」
...眼を丸くしやがるんですよ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...頸筋(くびすじ)を軽(かろ)く内輪に、双方から責めて、苦もなく肩の方へなだれ落ちた線が、豊かに、丸く折れて、流るる末は五本の指と分(わか)れるのであろう...
夏目漱石 「草枕」
...「百円遣るの」驚ろいた姉は勿体(もったい)なさそうな眼を丸くして健三を見た...
夏目漱石 「道草」
...釣りあげられた河豚は腹を立てて、まん丸く、フットボールのようにふくらんだ...
火野葦平 「ゲテ魚好き」
...悪魔が底に丸くなつてしやがんでゐた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...西宮は眼を丸くした...
広津柳浪 「今戸心中」
...からだを丸くして...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...だが眼を丸くして...
牧野信一 「蝉」
...まん丸く眼の球(たま)を剥(む)き出して行ったが...
夢野久作 「木魂」
...私は両腕で頭をかかえてまん丸くなりながら私のしたことが二人から殴られねばならぬそれほども悪いかどうか考えた...
横光利一 「機械」
...大きな背を丸くし出すと...
吉川英治 「随筆 新平家」
...丸く寝こんでいる...
吉川英治 「随筆 新平家」
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