...いたずらッ子(こ)の千菊丸(せんぎくまる)は大(おお)よろこびです...
五十公野清一 「一休さん」
...例(たと)へば鐵砲(てつぽう)の彈丸(たま)を遠方(えんぽう)へ飛(と)ばす原因(げんいん)は火藥(かやく)の爆發力(ばくはつりよく)であるが...
今村明恒 「地震の話」
...大海魔に出あったという第九平磯丸の若き漁夫三浦スミ吉のことである...
海野十三 「太平洋魔城」
...」見もしらぬ漁師が、ハヤブサ丸に、乗せてくれといっているのです...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...部屋の一方の隅(すみ)に丸い金具が落ちていて...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...つね日頃より貴族の出(しゅつ)を誇れる傲縦(ごうしょう)のマダム、かの女の情夫のあられもない、一路物慾、マダムの丸い顔、望見するより早く、お金くれえ、お金くれえ、と一語は高く、一語は低く、日毎夜毎のお念仏...
太宰治 「創生記」
...顔丸の丸彦にうばいとられてしまいましたし...
豊島与志雄 「長彦と丸彦」
...彼の頭上には弾丸やビスカイヤン銃弾が鳴り響いた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...靖國丸はドイツ在留の邦人を乘せて...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...それが兵糧丸の秘密を解くからくりで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すぐ伴(とも)をそろえて西の丸へお詫びにあがるという騒ぎ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...山内は丸ノ内の代表部の事務所で停滞した事務の整理に専念した...
久生十蘭 「ノア」
...巨大なオフィス・ビルディングの連った丸の内をかこむ外廊には...
「今朝の雪」
...大長丸ならこの辺があなで...
山本周五郎 「お繁」
...すでに大長丸は霧のなかへ見えなくなっていた...
山本周五郎 「お繁」
...待っていた丸縁(まるべり)の笠と...
吉川英治 「江戸三国志」
...こうして、二の丸への充実をやり遂げたが、同時に、三の丸は、寄手に乗(の)っ奪(と)られていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...大一番の丸髷に赤い鹿の子のてがらをかけた...
若杉鳥子 「浅間山麓」
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