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芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...丸で銃身の半分もあるほど散弾を詰め込んで...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...買うよりは貸本屋から借りては面白いものは丸写しか抜写しをしたものだ...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...小さい丸テーブルがおいてあるばかりです...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...だから丸ビルをそこに見ておって...
高浜虚子 「丸の内」
...まん丸なお月さまとなって...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...そして、耳朶を赤くし、全身の血を熱くしながら、月丸が、はっきりと、次をつづけるのを待っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...丸く渦を巻いて迸(ほとばし)る鼻を...
夏目漱石 「幻影の盾」
...命に別條は無く、誰も怪我をしたものは無いが、することが馬鹿々々しく意地が惡くて、村越峰右衞門もさすがに持て餘しました」「例へば?」「田圃の積み藁を一と山持つて來て、村越家の表裏二つの門に一度に火をつけたり、青山中の社といふ社へ、村越峰右衞門と名前を書いた、藁人形を持込み、五寸釘で門の柱へブラ下げたり」「待つてくれ、そんな馬鹿な惡戯は、田舍などに行くと、よくあることぢや無いのか」「あつしもさう思ひますがね、村越峰右衞門、若い時餘つ程タチの惡い罪業を積んだものか、手を變へ品を變へやつて來る惡戯に、すつかり脅えてしまひ、長者丸の御殿は、富士のお狩場ほどの嚴重な守りですよ」「富士のお狩場は良いな」「何しろ、雇入れた浪人者の用心棒が二人、――一人は秋山彌十と言つて三十四歳槍の名人だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...困っててよ」と指で丸をこしらえて見せた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...丸太材は横にならんで陽に照らされた...
本庄陸男 「石狩川」
...「有りがとう――」僕は七郎丸に肩を敲(たた)かれてわれに返ったが...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...執着一青山主馬が半之助を「丸茂」へつれていったときは...
山本周五郎 「山彦乙女」
...今までと丸で違った低い声で...
夢野久作 「支那米の袋」
...ひとたばに丸めて突っ込んでおいた反古(ほご)です...
吉川英治 「江戸三国志」
...それとも二の丸の方でござろうか」「さあ...
吉川英治 「江戸三国志」
...寝るとすぐ命松丸は正体もない...
吉川英治 「私本太平記」
...――即ち越前坂井郡の丸岡城と...
吉川英治 「新書太閤記」
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