...「中頃に会おうね...
...「彼女は中頃に車を追いかけていた...
...「彼は中頃に歌を歌い始めた...
...「中頃で話を切り上げるつもりはなかった...
...「中頃の時間帯は混雑するから気をつけて...
...しかしローレンツは一八九〇年代の中頃に...
アルベルト・アインスタイン 石原純訳 「相対性理論」
...足利時代の中頃に上京と下京とが戰爭をしたことがあります...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...鴎外漁史は二十四年の中頃あたりから段々文壇に其姿を現はして来た...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...明の中頃に楊愼がこの二書を比較して...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...八月の中頃には北海道の各河川が氾濫して...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...眞夜中頃に、枕頭(まくらもと)の違棚に据ゑてある、四角の紫檀(したん)製の枠に嵌め込まれた十八世紀の置時計が、チーンと銀椀を象牙の箸で打つ樣な音を立てゝ鳴つた...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...中頃(前三九〇年)ゴール人の侵入で一時荒廃に瀕したことはあったけれども...
野上豊一郎 「パラティーノ」
...その年の十一月の中頃...
久生十蘭 「南極記」
...階段の中頃まで上って...
火野葦平 「花と龍」
...中頃は縁側へ上(のぼ)ッて座舗(ざしき)へ這込み...
二葉亭四迷 「浮雲」
...「六月の中頃ですよ...
牧野信一 「極夜の記」
...――この小説の前篇の中頃あたりから登場し続けてゐるりら子に就いて...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...一私は夏の中頃から...
牧野信一 「夜見の巻」
...しかし『尹文子(いんぶんし)』に周人鼠のいまだ(せき)(乾肉)とされないものを璞(はく)というとあるそうだから考えると、『徒然草』に名高い鰹同前、最初食用され、中頃排斥され、その後また食わるるに及んだものか...
南方熊楠 「十二支考」
...此処も夏の中頃までは手入も行き届いて居たし...
宮本百合子 「後庭」
...秋田から横手に繋(つな)がる線路の中頃に神宮寺(じんぐうじ)という小駅がある...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...それは九月の中頃から十月の初旬までで...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...十月の中頃には洗礼を受けようと決心したものが五百人以上に達した...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索