...「中頃に会おうね...
...「彼女は中頃に車を追いかけていた...
...「彼は中頃に歌を歌い始めた...
...「中頃で話を切り上げるつもりはなかった...
...「中頃の時間帯は混雑するから気をつけて...
...構想を整頓して正月中頃から起草を始めようとしたとき...
石原莞爾 「戦争史大観」
...就中頃日差立候方もよたに被訛...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...秋も中頃となっては寒くて行かれないから...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「心霊の抱く金塊」
...給水タンクの線路側の梯子を真中頃まで登って行って...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...足利時代の中頃に上京と下京とが戰爭をしたことがあります...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...明治の中頃、といえば、アイヌがまだアイヌ語を使って暮らしていた時代なのでありますが、北海道の南の方の、とあるアイヌ部落に、当時まだ非常に若く、新進気鋭の牧師であられたバチラー博士があらわれて、部落のアイヌを集めて、キリスト教について、アイヌ語で説教を致しました...
知里真志保 「アイヌ語学」
...前世紀の中頃に数学者リーマンが...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...徳川の中頃過には江戸でも音曲家や芝居の役者等は出來たが...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...併し藏書家の最盛期は乾隆の中頃以後にあるので...
内藤湖南 「藏書家の話」
...中頃まで来てぴたりと手を留めた...
夏目漱石 「それから」
...この年の中頃から為替(かわせ)は不幸な偏倚をつづけていた...
久生十蘭 「黒い手帳」
...カロン自身も、不幸な災厄を避けたい気があって、六月の中頃まで、あれこれと試射の方法を論議することに日を費(ついや)し、ひたすら遷延の策を講じていたのである...
久生十蘭 「ひどい煙」
...この世紀の中頃に比較して後期の健康状態が増進したという一般に認められている事実により...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...丁度中頃(なかごろ)になりましたから...
宮原晃一郎 「孝行鶉の話」
...去年の中頃に、お節が長病いをした時、貸りてまだ返さずにある十円ばかりの金の事を云い出されては、口惜しいけれど、それでもとは云われなかった...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...ちょうどその脚の中頃までとどきそうであった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...つまりはこういった中頃の変化があったゆえに...
柳田國男 「垣内の話」
...中頃、後鳥羽院(ごとばいん)の武者所に勤番し、承久ノ乱にも宮方、元寇(げんこう)の乱(らん)にも、率先(そっせん)、国難にあたってきた...
吉川英治 「私本太平記」
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