...黒と白の外に赤や青の色もあるやうにプロレタリア精神にも反対せず味方でもないといふ中間的な立ち場もある...
芥川龍之介 「プロレタリア文学論」
...この二つのものは要するに中間的な不決定という根本態度を決して忘れない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...そういう公平な中間的な範疇ではジャーナリズムとアカデミズムとは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...中間的な存在だというサラリーマンが大部分である...
戸坂潤 「社会時評」
...中間的なはっきりしない存在である...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...他の中間的なる変態性慾よりも却って普遍的なる傾向を有しおるものにして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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