...中門(ちゅうもん)を打って出た侍たちに...
芥川龍之介 「偸盗」
...中門のあいた口から中をのぞかせてみると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ややしばらく行くと中門...
吉川英治 「剣難女難」
...――そして宵ごろ、おつかれの身を、しばし本殿に憩(いこ)わせておいでになると、なにか、中門廊の方で、だ、だ、だ、だと、あわただしい足音だった...
吉川英治 「私本太平記」
...武者どもの沸(わ)きたっている表門に近い中門ノ廊の端まで出て行った...
吉川英治 「私本太平記」
...宮の中門まで詰めて...
吉川英治 「新書太閤記」
...中門の外には、衛兵が立っておるんじゃ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...中門の如輪木目(じょりんもく)の一枚板は何十両だとか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...北の中門の外に、お微行(しのび)の鳳輦(くるま)が横づけになっているではないか...
吉川英治 「親鸞」
...こそこそと中門の方へ走って消えようとすると...
吉川英治 「親鸞」
...その人を、館の中門まで、送り出して、ふと土倉の方を見ると、五、六頭の荷駄が着いている...
吉川英治 「平の将門」
...「中門まで駒を入れよ」とか...
吉川英治 「源頼朝」
...中門にも、兵が屯(たむろ)していた...
吉川英治 「源頼朝」
...中門の右を仰ぐと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...中門のほとりに待たせておいた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...また中門に立って五重の塔と金堂と...
和辻哲郎 「四十年前のエキスカージョン」
...幸にもあの醜い正面の明り取りは中門の蔭になつて見えなかつた...
和辻哲郎 「月夜の東大寺南大門」
...この門と中門との間は...
和辻哲郎 「月夜の東大寺南大門」
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