...中學を中途でよして...   
竹久夢二  「砂がき」 
...いけなくなって大学も中途でよしてしまったのだ...   
太宰治  「千代女」 
...例の通り教会へ行ったが気分が悪いと云って中途で帰宅し...   
寺田寅彦  「レーリー卿(Lord Rayleigh)」 
...他愛ない話の中途で口をつぐんで...   
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」 
...中途で放り出されてる飜訳の先を読ける気にもならなかった...   
豊島与志雄  「立枯れ」 
...」そう云いかけて隆吉は中途で口籠った...   
豊島与志雄  「反抗」 
...中途で機嫌をわるくし...   
豊島与志雄  「ヘヤーピン一本」 
...合意情死の中途で私だけが卑怯にも逃げたか...   
豊島与志雄  「紫の壜」 
...山の中途でいかな時でも水が一杯に溜つて居るので一杯水といつてる所がある...   
長塚節  「炭燒のむすめ」 
...湯本街道の中途である風祭村の別宅に落着いた後...   
牧野信一  「淡雪」 
...帝国水産学校を恋のために中途で止めて以来はその美しい細君ひとりに留守をさせて...   
牧野信一  「円卓子での話」 
...往復三里の山路を歩みがたく中途で三人の親子途方に暮れ...   
南方熊楠  「神社合祀に関する意見」 
...階段の中途で一人は上に一人は下に立ち止って顔を向けあって何か喋っている...   
  「海流」 
...うちの話が中途でポツンときれてしまいましたから...   
宮本百合子  「獄中への手紙」 
...元ならこんな面白さを中途で切るなんて...   
宮本百合子  「獄中への手紙」 
...〔中略〕中途でお客があって(主役は当年二つになる女の子です泰子という...   
宮本百合子  「獄中への手紙」 
...人生を静かに考えたい欲求から中途で閑散な地位に移らせていただいたために...   
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」 
...呉は敗るるものではありません」張昭が中途で訊ねた...   
吉川英治  「三国志」 
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