...中途で逸らすようでは...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...中途で切れたんでなければ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...猿またが中途でひっかかって管がつまってしまったので...
大杉栄 「日本脱出記」
...そのブウジイ療法の中途で...
高見順 「いやな感じ」
...中途で方針をかへて医学をやることにした...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...土堤の中途でみのると同じ行先きへ落合はうとする舊い知人の二三人に出逢ひながら...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...せつかくの学業も中途でお止しにならねばならぬこと...
辻村もと子 「早春箋」
...其家は彼の家から石山氏の宅に往く中途で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...」順造への見舞の言葉を、北村は言うつもりだったが、中途でやめた...
豊島与志雄 「自由人」
...井手氏は中途で建造を放擲した由であるし...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...そこでなるべく乗客は中途で下す方が都合が好い...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...中途で大てい雨になる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...中途で動けなくなった間怠(まだる)さのない代りには...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...小学校三年を中途でやめた兄の手紙は...
火野葦平 「花と龍」
...二人でやっていたのは中途ですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...互いに他の人の言葉を中途でたち切ったり...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...直江は北陸道の中途であるゆえに...
柳田国男 「雪国の春」
...書き取りの豫習を中途で止めようとした時...
吉川英治 「折々の記」
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