...しかもその発明を中途で放擲(ほうてき)してしまうのであったが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...と云おうとして彼は中途で言葉を切った...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...中途でぴたりと止んだ...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...そしてマリユスは、強(し)いて彼の口を開かせた後、また中途で、彼の口をつぐませたくなるかも知れなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分は梯子段(はしごだん)の中途で...
夏目漱石 「行人」
...しかし中途で降参(こうさん)したら...
夏目漱石 「坑夫」
...若し中途で君に激されて仕舞ふと...
夏目漱石 「それから」
...しかし彼がその譯を中途で放棄してしまつてゐるのは惜しい...
堀辰雄 「(アンデルゼンの「即興詩人」)」
...中途で枯死したのが千何百町歩...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...享楽主義も中途で平凡な善悪にひっからまってしまって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...広島のあの中学を中途でやめて...
三好十郎 「その人を知らず」
...そんなに中途で倒れることがこわいのであろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...中途でやめてしまったくらいではないか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...直江は北陸道の中途であるゆえに...
柳田国男 「雪国の春」
...直ぐに中途で引っ込んでしまう...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...俗に権現平と呼ばれている坂の中途で...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...女の為に巴里(パリイ)の大学を中途で止(よ)して親父(おやぢ)の仕送(しおくり)で遊んで居る男だ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...その話を中途で止めなければならなかつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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