...百人の命をとるまでは決して中途でこの殺人を止めないことを...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...痛い所へさわられた様な気がしたんだね――君の話を中途で止(や)めさせて終(しま)ったが...
江戸川乱歩 「疑惑」
...叔父さんは中途で投げ出してしまいました...
太宰治 「千代女」
...わしが彼処で何をしていたと思う?」父はひとすじ路(みち)の中途で...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...前回中途で終わりになった診察の続きをさせてもらえれば幸いです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...中途でかえってしまった...
徳永直 「白い道」
...」矢島さんは中途で言葉を切った...
豊島与志雄 「過渡人」
...洋介はそれを中途で遮って...
豊島与志雄 「波多野邸」
...」そう云いかけて隆吉は中途で口籠った...
豊島与志雄 「反抗」
...山の中途でいかな時でも水が一杯に溜つて居るので一杯水といつてる所がある...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...自分は梯子段(はしごだん)の中途で...
夏目漱石 「行人」
...とうとう中途でやめてしまいました...
夏目漱石 「行人」
...他(ひと)も中途でやめるのは当然だぐらいに考えている...
夏目漱石 「門」
...あなたが中途でやめておおきになった古い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...中途でお別れすることになろうという懸念が大きいのでございます」こうお言いになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どうぞ中途で罷(や)めないで...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ぎんは小学校を中途でやめさせられて校長先生の家へ子守りにやられた...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...中途でその人がまた突如として居なくなつたゝめ自然自費出版の形になり...
若山牧水 「樹木とその葉」
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