...海洋生物学者は一年中船で渡洋し続けている...
...したがつてその朝の間中船醉をしてゐる仲間の苦しみ方は相當同情に値するものがあつた...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...――商船の航海中船荷の上に乗り添うて守り送る人...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...(引率の両氏が飲酒中船に乗りおくれて...
牧野信一 「秋・二日の話」
...青年 なに……年中船の中にいるもんだから...
三好十郎 「おりき」
...その外(ほか)中船場町(なかせんばまち)の医師の倅(せがれ)で僅(わづか)に十四歳になる松本隣太夫(りんたいふ)...
森鴎外 「大塩平八郎」
...僕らは土竜のように一日中船室に閉じこもっていた...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...一日中船室に閉じこもっていたせいか...
山之口貘 「ダルマ船日記」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...まず大小の船をのこらず風浪少なき湾口のうちに集結させ、船体の巨(おお)きさに準じて、これを縦横に組み、大艦三十列、中船五十列、小船はその便に応じ、船と船との首尾には、鉄の鎖(くさり)をもって、固くこれをつなぎ、環をもって連ね、また太綱(ふとづな)をもって扶けなどして、交互に渡り橋を架けわたし、その上を自由に往来なせば、諸船の人々、馬をすら、平地を行くが如く意のままに歩けましょう...
吉川英治 「三国志」
...蜀の国に入る途中船を寄せて...
吉川英治 「三国志」
...しかし途中船坂山で天皇奪回を策して成らず...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...第一ドックの入渠中船腹の足場にて...
吉川英治 「年譜」
...ワリニャーニが旅行の途中船で寄った時などには非常に款待したのみならず...
和辻哲郎 「鎖国」
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