例文・使い方一覧でみる「中空」の意味


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...鉄骨造の建物の中には、中空階段が設けられているものもあります...   鉄骨造の建物の中には、中空階段が設けられているものもありますの読み方

...中空(なかぞら)に上ってゆく...   中空に上ってゆくの読み方
芥川龍之介 「偸盗」

...これもまた巨大な中空の球であって同じ中心火のまわりを回っているものと考えられた...   これもまた巨大な中空の球であって同じ中心火のまわりを回っているものと考えられたの読み方
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」

...中空に敷きつめたのである...   中空に敷きつめたのであるの読み方
石川欣一 「可愛い山」

...熟(じっ)と中空を仰ぐのさえ物ありそうな...   熟と中空を仰ぐのさえ物ありそうなの読み方
泉鏡花 「婦系図」

...中空(なかぞら)の山けたたまし跳(をど)り過ぐる火輪(くわりん)の響...   中空の山けたたまし跳り過ぐる火輪の響の読み方
上田敏 上田敏訳 「海潮音」

...しばらく正常に中空に姿を保っていても...   しばらく正常に中空に姿を保っていてもの読み方
梅崎春生 「狂い凧」

...中空以上ハ擴ガツテ雲ノヤウデアツタ...   中空以上ハ擴ガツテ雲ノヤウデアツタの読み方
海野十三(佐野昌一) 「寺田先生と僕」

...闇の中空に浮いた...   闇の中空に浮いたの読み方
江戸川乱歩 「黄金仮面」

...その中間に住した河上の老人とともに中空にいるものであるから...   その中間に住した河上の老人とともに中空にいるものであるからの読み方
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」

...そして葉の落ちた無花果(いちじく)の木がその奇怪にこみ入つた枝をまだ明みの多少残つてゐる中空に張つてゐた...   そして葉の落ちた無花果の木がその奇怪にこみ入つた枝をまだ明みの多少残つてゐる中空に張つてゐたの読み方
田畑修一郎 「医師高間房一氏」

...打出されたところは昔呉竹(くれたけ)の根岸(ねぎし)の里今は煤(すす)だらけの東北本線の中空である...   打出されたところは昔呉竹の根岸の里今は煤だらけの東北本線の中空であるの読み方
寺田寅彦 「猫の穴掘り」

...とにかく、二人は山科谷に彷徨(ほうこう)して、京へ直入の足は甚(はなは)だ怪しくなっているのですが、その間にも、例の、宮さん宮さんお馬の前のピカピカ光るは何じゃいなあれは朝敵征伐せよとの錦の御旗じゃないかいなトコトンヤレトンヤレナの軍歌は、いよいよ明亮(めいりょう)を極めて、絶えず、前から襲って来たものですから、米友もつい、そのリズムに捲き込まれて、いい気になってしまい、歩調までが勇み足になった上に、トコトンヤレトンヤレナと伴奏しはじめたかと見ると、興に乗じたか、提灯を地面に置いて、自分は道のまんなかに踏みはだかり、手にした例の振杖ではない杖槍を取って、中空に投げ上げ、それが落ちかかるやつを手早く取って受けては、またクルリと中空へ投げ上げる、右へ泳ぐのを左で受けたり、左へ流れるのを右で受けたりして、合(あい)の口拍子には、トコトンヤレトンヤレナとはしゃいでいる...   とにかく、二人は山科谷に彷徨して、京へ直入の足は甚だ怪しくなっているのですが、その間にも、例の、宮さん宮さんお馬の前のピカピカ光るは何じゃいなあれは朝敵征伐せよとの錦の御旗じゃないかいなトコトンヤレトンヤレナの軍歌は、いよいよ明亮を極めて、絶えず、前から襲って来たものですから、米友もつい、そのリズムに捲き込まれて、いい気になってしまい、歩調までが勇み足になった上に、トコトンヤレトンヤレナと伴奏しはじめたかと見ると、興に乗じたか、提灯を地面に置いて、自分は道のまんなかに踏みはだかり、手にした例の振杖ではない杖槍を取って、中空に投げ上げ、それが落ちかかるやつを手早く取って受けては、またクルリと中空へ投げ上げる、右へ泳ぐのを左で受けたり、左へ流れるのを右で受けたりして、合の口拍子には、トコトンヤレトンヤレナとはしゃいでいるの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...年中空つ尻のお前が入山形(いりやまがた)に二つ星の太夫と色事(いろごと)の出來るわけはねえ...   年中空つ尻のお前が入山形に二つ星の太夫と色事の出來るわけはねえの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...見上げる樹木もおおかた中空で削(そ)ぎとられており...   見上げる樹木もおおかた中空で削ぎとられておりの読み方
原民喜 「夏の花」

...中空たかく宙ブラリンになったまま...   中空たかく宙ブラリンになったままの読み方
久生十蘭 「魔都」

...大きな月は未だ暮れきれぬ中から中空に白銀のやうに光つて居た...   大きな月は未だ暮れきれぬ中から中空に白銀のやうに光つて居たの読み方
牧野信一 「月下のマラソン」

...中空に小さな虻をふき...   中空に小さな虻をふきの読み方
牧野信一 「雪景色」

...夜中空に吐き飛ばすと...   夜中空に吐き飛ばすとの読み方
南方熊楠 「十二支考」

「中空」の読みかた

「中空」の書き方・書き順

いろんなフォントで「中空」

「中空」の英語の意味


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