...一家と共にこゝの中津川の水の音涼しくも終夜枕にひびく新居に移りぬ...
石川啄木 「閑天地」
...月の影、川風、思、画堂、青潮、水の音、初夏、中津川、ほたる、杜鵑(ほととぎす)……これはと思ふ心地よき題もなきに、我まづ聊(いささ)かひるみたれど、稚なきものも交れる今宵なればと、人々心したりと見ゆ...
石川啄木 「閑天地」
...中津川に臨んで洋食店(レストウラント)の出来た事...
石川啄木 「葬列」
...中津川に臨んで洋食店(レストウラント)の出來た事...
石川啄木 「葬列」
...河鹿(かじか)鳴くなる中津川の淺瀬に跨り...
石川啄木 「葬列」
...木曾(きそ)の中津川(なかつがは)に避暑中(ひしよちう)だつたが...
泉鏡太郎 「十六夜」
...村中(そんちゆう)をながるゝ中津川屈曲(まがりくねり)深き所浅き所ありて筏(いかだ)をくだしがたく...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...中津川(なかつがは)の諸驛を過ぎて...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...木曾の中津川(なかつがわ)指(さ)して飛んで行った...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...与坂(よさか)の府関(ふくわん)ありて一里五丁中津川駅なり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...首尾よく四日目に中津川へ著いた...
森鴎外 「栗山大膳」
...中津川からは、隠居孝高入道如水が、大阪の模樣を察して、兩夫人を迎へるために母里與三兵衞に舟を廻させたが、間に合はなかつた...
森鴎外 「栗山大膳」
......
柳田國男 「地名の研究」
...中津川辺の湿地帯で...
吉川英治 「新書太閤記」
...十文字峠の尾根を下りながら左手の澤の底にその水音ばかりは聞いて來た中津川といふがあり...
若山牧水 「樹木とその葉」
...そして昨日姿を見ずに過ごして來た中津川と昨日以來見て來てひどく氣に入つた荒川との落ち合ふ姿が見たくて更にまた川に沿うて溯り...
若山牧水 「樹木とその葉」
...その一つの中津川といふものゝ水上に中津川といふ部落があるさうだ...
若山牧水 「樹木とその葉」
...あれが中津川の人たちの作つてゐる大根畑だ...
若山牧水 「樹木とその葉」
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