...上使の中根一之丞が長州で殺された...
中里介山 「大菩薩峠」
...「中根(なかね)だ‥‥」と...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...中根(なかね)は都會生(とくわいうま)れの兵士達(へいしたち)のやうにズルではなかつた...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...私(わたし)が濡(ぬ)れしよびれた中根(なかね)の姿(すがた)を想像(さうぞう)して時時(ときどき)可笑(をか)しくなつたり...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...中根(なかね)自身(じしん)も相變(あひかは)らず平(ひら)ぺつたい顏(かほ)ににやにや笑(わら)ひを浮(うか)べながら勤務(きんむ)してゐた...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...中根(なかね)は身(み)の危急(ききふ)を忘(わす)れて銃(じう)を離(はな)さず...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...中根鉄太郎という人の身寄りの者の居るところを聞いてくれ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...中根慶子さんはいますかと聞いてみる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「次郎長」を中根にたのんで置いて...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...中根になるべくおさめるつもり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...楽屋へ行き、中根蝶太郎、新加入の十次郎に会ひ五郎氏によろしく伝へる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...すきや橋の中根眼科へ行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...京都には中根元圭の一派がある...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...しかるに山路主住の時に及んで、中根、久留島、松永の三人の教えを受けながら、学統としては関孝和から荒木、松永と伝わった正系であるごとく主張し、関流の免状にもそういう風に記載することにした...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...上(かみ)に引いた中根の記に「痞※(ひかく)の症」と云つてあるのが其証の一である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...容体ともおもわれません」「獄医を呼んだか」「牢屋づきの中根杏庵(きょうあん)が...
吉川英治 「大岡越前」
...中根氏から取次いでくれたのがある...
吉川英治 「折々の記」
...そんなこんなを中根氏から話されてみると...
吉川英治 「折々の記」
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