...そのまた中心にいる航空母艦だ...
海野十三 「空襲葬送曲」
...彼女を中心にして囘転していたので...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...その一台の馬車を中心にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...おたがいの心の持ちようによっては俗界の中心にあってもほとんど遁世(とんせい)のごとき心境がたもてると思う...
新渡戸稲造 「自警録」
...この堰を中心にして...
林芙美子 「落合町山川記」
...自分が事件の中心になったのに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ツインコタは丁度その中心になっているから...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...知的なる直觀を謂はば生の中心におき...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...寿江子つれて国府津へ行って二三日(十七日を中心にして)いて来ようかとも思ったりして居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一方は常陸(ひたち)の鹿島(かしま)を中心にした鹿島踊(かしまおどり)の祭歌...
柳田国男 「海上の道」
...これらの国家観を検討するのが「国家論」の中心になるのであるが...
矢部貞治 「政治学入門」
...吊された繩を中心にぐらっと廻ったりした...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...そんな奇怪な書類を中心にして...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...広小路を中心に高く低く並んで安ッポイ派手な気分を見せている...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...K博士を中心にした医局全員のものである...
夢野久作 「少女地獄」
...その時の旅行目的は、熊本を中心に、武蔵に関する史料蒐集にあったのだが、もっぱら郊外の一日亭に沈酔して、二人で“木挽(こびき)ぶし”ばかりを稽古していた...
吉川英治 「随筆 新平家」
...四戦(いくさ)が熄(や)んだといっても、まだ素槍や素刀は、この辺を中心に、附近の山野を残党狩りに駈けまわっているし、死屍(しし)は、随所に、横たわっていて、鬼哭啾々(きこくしゅうしゅう)といってもよい新戦場である...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そしてまた頭の中に草津を中心に地図を展げて...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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