...寒帯文明が中心となってでき上がった人間の生活状態というものは...
石原莞爾 「最終戦争論」
...かつこの根岸党の中心となっているものは大抵旧作家の系統に属し...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...当時の文学少女の愛慕の中心となっていた...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...繁昌する店の多くは聡明なる婦人が中心となっているのを多く見受けるのであります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それだけ歴史的原理を引き去るということを意味する(一般史は政治が中心となって記述されるという事実を注意せよ)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...やがて陸軍案が中心となって現地案が出来上りそうな動きが判っきりして来たが...
戸坂潤 「社会時評」
...近づいて見ると年齢五十ぐらいの男が中心となって...
新渡戸稲造 「自警録」
...「忠告してやめさせる小さなもの」という初めの意味が中心となっているはずである...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...戦術にかけては天才的な騎兵が中心となってこしらえたものだ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...汽車という一つのものが中心となっているところ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...要するに下受人の中心となっている地方豪族の戸主は...
柳田國男 「名字の話」
...例の話上手に一座の中心となって大いに気勢を挙げた...
山本笑月 「明治世相百話」
...その中心となって指導していたのは斎田惟成氏(当時福岡地方裁判所勤務)で...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...かような人間性の中心となっている黴菌性の流露に外ならないのである...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...……吾輩の研究の中心となっている稀代の美少年と...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...次第に海港の中心となって動き出したのを感じた...
横光利一 「上海」
...議郎(ぎろう)夏輝(かき)――などという十名が中心となって...
吉川英治 「三国志」
...ここの家中は小六党出の野育ちな武士が中心となっている...
吉川英治 「新書太閤記」
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