...かかる乱雑な連想の中心となって...
有島武郎 「或る女」
...結局は矢張り主義が中心となって世界が二分するであろうと想像する...
石原莞爾 「戦争史大観」
...当時の文学少女の愛慕の中心となっていた...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...明快に解いてみせる面白味が中心となっているものだが...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...繁昌する店の多くは聡明なる婦人が中心となっているのを多く見受けるのであります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...いまのチャアリング・クロス街は大ろんどんの中心となって...
谷譲次 「踊る地平線」
...ヤマト(大和)がその中心となっていたであろう...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...あるいはその中心となっている儒学...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...それだけ歴史的原理を引き去るということを意味する(一般史は政治が中心となって記述されるという事実を注意せよ)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...「経済国策研究会」なるものが中心となって...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...近づいて見ると年齢五十ぐらいの男が中心となって...
新渡戸稲造 「自警録」
...それが興味の中心となっておるようですが...
浜尾四郎 「死者の権利」
...ソヴェト同盟の全生産は国家計画部と最高経済会議とが中心となって生産組合...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...その中心となって指導していたのは斎田惟成氏(当時福岡地方裁判所勤務)で...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...その事件の中心となっている怪魔人が何者であるかという真相の底の底までも同時に思い出される筈で御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...かような人間性の中心となっている黴菌性の流露に外ならないのである...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...民の心のなかにも常に中心となっている...
吉川英治 「新書太閤記」
...夜(よ)ばなし表御堂(おもてみどう)が建築の中心となっているが...
吉川英治 「新書太閤記」
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