...外廊下を通り過ぎてヴェランダを眺めつつ中廊下へはいって...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...中廊下に出て、曲り角を経て、茶の間へ行こうとしますと、そこに意外にも、塚本堅造が立っていました...
豊島与志雄 「乾杯」
...同時に遮(さえ)ぎるものもない中廊下に七歩の間隔を置いて...
夏目漱石 「虞美人草」
...成程中廊下の突き當りで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中廊下などを通り抜けるには昼間でも雪洞を燭したい位ゐであつた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...中廊下を隔てて妻の寝所がある...
山本周五郎 「薊」
...おしのは襖をあけて中廊下へ出...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...中廊下をいって左へ曲ると...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...中廊下を隔てた薬部屋を覗くと...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...左へ中廊下をはいったすぐ右側で...
山本周五郎 「さぶ」
...わたくしの部屋と中廊下を隔てて向きあっていた...
山本周五郎 「やぶからし」
...中廊下の横へかくれました...
吉川英治 「江戸三国志」
...中廊下の曲り角から...
吉川英治 「江戸三国志」
...中廊下も袋廊下も見さだめ得ないほどだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...さらに中廊下を深く一殿の内へ通された...
吉川英治 「新・水滸伝」
...仏間と茶室との中廊下にして...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...中廊下から奥の間と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...中廊下から奥まった寮の一間(ま)へ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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