...「中味が濃いチョコレートは好きだ」...
...「このケーキの中味は何かな?」...
...「パソコンの中味を詳しく知りたい」...
...「お酒の中味について説明してください」...
...「この本の中味はとても興味深そうだ」...
...あらためて中味を善光の手にかえした...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...子細らしい手つきで巻き紙を引きやぶって中味の煙草を引き出したと思うといきなりそれを口中へ運んだ...
寺田寅彦 「あひると猿」
...それがひとたび新聞記事となって現われると不思議にその善(よ)い事の「中味」が抜けてしまって...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...ただの時間や時間の中味はまだ歴史とは云えない...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...その以前に余輩が書いた黒谷夜話の中味によく似たところがあるという谷崎潤一郎君の「無明と愛染」というような新作を並べたものであったが...
中里介山 「生前身後の事」
...ただ形式だけの統一で中味の統一にも何にもならない纏(まと)め方(かた)をして得意になる事も少なくないのは争うべからざる事実であると私は断言したいのです...
夏目漱石 「中味と形式」
...中味ごとそっと妻恋坂の倅へ届けてくれ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...中味は親分さんに預けてあることも申さなければなりません」「成程」「それから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...千両箱の中味を見て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何が入っているんだ」瓶より中味の事を気にした多勢は先代の部屋だった六畳の畳をあげて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...中味を真物の貞宗と入れ換えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...泥の中に落ちてゐた細い匕首の中味――柄(つか)ごと一尺近いのを搜し當てたことは言ふまでもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五十五の千兩箱の中味が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見事な瓢箪(へうたん)の中味の外はありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...戸棚の中味だけがすっかり焼けつくして――やっと...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...燈籠の中味は、背景も人物も何もかもが切りぬいた錦絵(にしきえ)なのである...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...中味はちっとも読んで居ないという人ばかり多い世の中に...
柳田國男 「書物を愛する道」
...休みの時間に手紙をいじりまわしておりますといつの間にか封筒の下の方の糊が離れて中味が脱け出して来ましたの...
夢野久作 「継子」
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