...「中味が濃いチョコレートは好きだ」...
...「このケーキの中味は何かな?」...
...「パソコンの中味を詳しく知りたい」...
...「お酒の中味について説明してください」...
...「この本の中味はとても興味深そうだ」...
...――中味は読まんが...
泉鏡花 「薄紅梅」
...時計の中味は全部取り外されて...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...たまたまその一通を練吉に托したところから、中味がばれ、正文は直ちに彼女を実家へ帰した...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...中味は鋸屑(おがくず)だ」などという婦人論を弁じなければ気が済まぬのか? 二十歳のスティヴンスンは...
中島敦 「光と風と夢」
...「寒いと中味の密度が濃くなって重心が下るから立つので...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...お秀の母から受け取ったという手紙の中味にはまた冷淡であり得るはずがなかった...
夏目漱石 「明暗」
...中味に變りはありませんか」と平次...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは私の品で――中味は隣の部屋にあります」待ち構えたように民五郎が言います...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...中味は何処へ行ったか解らないのだよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...見事な瓢箪(ひょうたん)の中味の外はありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...中味はとんだ愚図らしいと...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...「どれも中味は見られないな...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...籠の中味の三倍もする貨幣を一つ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...当世の手紙は、本文よりも修飾や前置きの方が多くて、中味が乏しい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...中味尠(ずく)なの鉢を麗々と朱塗りの台に載せ...
山本笑月 「明治世相百話」
...そっくりその通りを小説の中味に採用していやがるのには呆れ返った...
夢野久作 「近世快人伝」
...白い封筒の中味はありふれた便箋(びんせん)でしたが...
夢野久作 「少女地獄」
...トランクの中味がわかるまで君を釣っとくためのヨタだった……と云ったら...
夢野久作 「焦点を合せる」
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