...猟し得たる中原の鹿は...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...宇内(うだい)の大勢を論じて一挙中原の覇を樹(た)てんことを建言した...
大隈重信 「青年の天下」
...愈々(いよいよ)欧州中原の覇者たる地位を占むるや...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...私は中原中也も立原道造も格別好きでなかつたが...
太宰治 「郷愁」
...夜、矢島さんが一升さげて来訪、しんみり飲んでゐると、中原、和田、村田の三君が酔つぱらつて闖入、ま夜中まで騒いだ、……私は中原君と共に寝た、中原君よ、思ひ煩ふなかれ、君は詩人である前によきドクトルとなりたまへ、君のお母さんは良き母ですぞ、私の母は私の幼年時に自殺しましたよ...
種田山頭火 「其中日記」
...……中原邸を訪ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...碓氷関所阯(マヽ)、妙義の裏、霧積川の河鹿、松井田町(折からのラヂオは赤城の子守唄だつた)、きんぽうげ、桐の花、安中原市、そこの杉並木はすばらしかつた...
種田山頭火 「旅日記」
...あの四方窓から中原の形勢を見渡したキザな恰好(かっこう)をごらんなさい...
中里介山 「大菩薩峠」
...全く中原の形勢を成している...
中里介山 「大菩薩峠」
...欧米諸国に伍して進んで衡(こう)を中原に争わねばならぬものの如く見える...
中島敦 「斗南先生」
...中原君の詩はよく讀んだが...
萩原朔太郎 「中原中也君の印象」
...特に中原君の如き變質傾向の強い人で...
萩原朔太郎 「中原中也君の印象」
...中原はしばらく黙つてゐたが...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...その上に中原(なかはら)が跨(また)がつてゐた...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...一里半中原(なかはる)駅...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...梶女と保之丞とが城下から一里あまりの中原という辻(つじ)まで送って来た...
山本周五郎 「日本婦道記」
...曹操がいかに中原(ちゅうげん)に覇(は)を負うとも...
吉川英治 「三国志」
...中原(ちゅうげん)へ出ている間を...
吉川英治 「新書太閤記」
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