...悠々たる中原の春光に酔へるが如く...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...而して中原の鹿誰が手に落つべき乎は未俄に断ずべからざりしなるべし...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...細つこい瘠せ身代でゐながら些と海軍力のあるのを鼻に掛けて東洋の猟場にチヨツ掻(かい)を出し中原(ちうげん)の大豚(おほぶた)の分配(わけまへ)を取らうと小癪な所為(まね)をする所は...
内田魯庵 「犬物語」
...四海の波瀾收まらで民は苦み天は泣きいつかは見なん太平の心のどけき春の夢群雄立てこと/″\く中原鹿を爭ふもたれか王者の師を學ぶ...
土井晩翠 「天地有情」
...建永二年二月二十八日符到奉行右大史中原朝臣左少弁藤原朝臣追捕(ついぶ)の検非違使(けびいし)は...
中里介山 「法然行伝」
...昭和二年九月十五日中原中也高橋新吉様...
中原中也 「高橋新吉論」
...特に中原君の如き變質傾向の強い人で...
萩原朔太郎 「中原中也君の印象」
...つまり中原君の場合は...
萩原朔太郎 「中原中也君の印象」
...中原はしばらく考へてゐたが...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...」中原がこゝまで言ひかけたとき...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...中原(ちゅうげん)に進出した背後の勢力は東方にあった...
柳田国男 「海上の道」
...しかも少なくとも中原(ちゅうげん)一帯の文化圏に対しては...
柳田国男 「海上の道」
...魏や呉などの中原(ちゅうげん)を擁する二国家とは較(くら)ぶべくもない貧弱さである...
吉川英治 「三国志」
...蜀は中原(ちゅうげん)に進む日の資源をえている」と...
吉川英治 「三国志」
...中原進出の大策は...
吉川英治 「三国志」
...ここに大判事中原(なかはら)ノ章房(あきふさ)という公卿がある...
吉川英治 「私本太平記」
...中原貞元らの兵も早やどこかへ引き払ッていた...
吉川英治 「私本太平記」
...いよいよ中原(ちゅうげん)に大きく臨む明日への備えに...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索