...階段を中二階までのぼり切った...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...中二階の池に臨んだ丸窓には...
寺田寅彦 「竜舌蘭」
...ナーヂャは閉じこめられて中二階にはいったきりなんです...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...「みんな早く……」主人は先へ立って飛んで離れの中二階へ来て見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...風呂と便所との脇を行止まりの曲つた中二階のどん底である...
長塚節 「土浦の川口」
...其處は中二階になつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中二階へあがって行って...
久生十蘭 「肌色の月」
...中二階のようになったギャレリーから...
久生十蘭 「喪服」
...中二階には家庭教師のフランス人が住んでいた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...中二階と空いろの円柱のついたオレンジ色の木造家屋の扉口から...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...家の中にある中二階の段々があるのだが...
室生犀星 「はるあはれ」
...急に立ち直りをみせた足元は一擧に中二階の石段の上まで驅け登つて行き...
室生犀星 「はるあはれ」
...家の中二階に遊んでいらっしゃいませ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「おばさん――」と今の乱暴を見て中二階から降りてきたお米は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「おや? ……」中二階へ上がって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...きわめてかすかな話し声が中二階でしていることはたしかである...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...中二階の悲痛な声を耳にすると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...中二階の箱段を降りて行った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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