...『部屋は中ぐらいでいいよ』とすべておうようである...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...中ぐらいなのが昌一君...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...でも九月中ぐらいは...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...せいぜい邸の中ぐらいのものだろう...
直木三十五 「南国太平記」
...女中ぐらいおいても...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...食事中ぐらいならまだしも...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...今度はソバケーヴィッチの恰好が中ぐらいの熊そっくりに見えた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ある中ぐらいな駅の構内に進み入ったのは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...やっと中ぐらいな商業都市の...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...彼自身にとっていかがわしい関係にある小説などを書きちらして自身に水を割りながら「中ぐらい」に暮している大インテリを見るほうがよいか...
三好十郎 「恐怖の季節」
...そういうことを中ぐらいにしかこわがらない者の部類に入るが)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(ルクレティウス)(a)ところでわたしの背たけは中ぐらいより少し低い...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もしまた中ぐらいの健康で永く村にいたらどうであろうかと...
柳田国男 「雪国の春」
...中ぐらいの息で吹くのである...
山本周五郎 「青べか物語」
...きげんのいいときは中ぐらい肚(はら)を立てているような顔つきで...
山本周五郎 「思い違い物語」
...中ぐらいの高みにあるけれど...
山本周五郎 「季節のない街」
...背中ぐらいながせない筈はないことよ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その夏中ぐらいは...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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