...中ぐらいなのが昌一君...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...中ぐらいのと、小さいのと、ふたりのおばけが、できあがりました...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...中ぐらいのが小豆ぐらいある...
大杉栄 「獄中消息」
...せいぜい邸の中ぐらいのものだろう...
直木三十五 「南国太平記」
...結婚の申込みが多くなって困るぜ」「ハハハじゃ中ぐらいにかいておこう...
夏目漱石 「三四郎」
...資本額二百万円ばかりの中ぐらいな合資会社の社長をしておる四十五...
新渡戸稲造 「自警録」
...女中ぐらいおいても...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...食事中ぐらいならまだしも...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...今度はソバケーヴィッチの恰好が中ぐらいの熊そっくりに見えた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...やっと中ぐらいな商業都市の...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...この中ぐらいな大きさの部屋には...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...真似(まね)をして投げる豆叔父さんの石は川の真中ぐらいで水に落ち...
水上滝太郎 「大人の眼と子供の眼」
...そういうことを中ぐらいにしかこわがらない者の部類に入るが)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...有難いことに中ぐらいに健康温和であったからだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...中ぐらいの息で吹くのである...
山本周五郎 「青べか物語」
...義一は背丈こそ中ぐらいだが...
山本周五郎 「さぶ」
...その夏中ぐらいは...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...新緑のころ、東山の常緑樹の間に点綴(てんてつ)されていかにも孟春(もうしゅん)らしい感じを醸(かも)し出す落葉樹は、葉の大きいもの、中ぐらいのもの、小さいものといろいろあったが、それらは皆同じように、新芽の色から若葉の色までの変遷と展開を五月の上句までに終えるのである...
和辻哲郎 「京の四季」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??