...一八三〇年頃までは中々に苦しかった...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...また中々無邪気者揃(むじゃきものぞろ)いであって...
海野十三 「新学期行進曲」
...其頃は新聞もなければ政治家も居なかつたが此關八州の田舍の武士が中々巧いことを考へたのです...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...茶の中に映じた顔は髪恰好から見ると若い侍の顔らしかった、不思議にはっきりして、中々の好男子で、女の顔のようにやさしかった...
小泉八雲 田部隆次訳 「茶碗の中」
...何うも世間風俗の観察が十分に行きさうで、中々行かない...
田山録弥 「小説新論」
...がちょっと中々そうとは思えなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは弥之助の腹が中々大きくて普通の洋服では上と下が合わない...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...それが中々強い言葉で出(で)てゐる...
夏目漱石 「それから」
...ヨシ立つた所で子供の頭には中々這入らない...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...公武共に中々多く...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...無腕力と思う幕府人の剣幕は中々大造(たいそう)のものである...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...中々私の云うことを聞かないから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...中々いゝ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「フォリース」豊島珠江がトチリ、歌を久米夏子が代った、久米中々行ける...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...中々タキシーが無く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...中村メイコ中々よろし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...こいつの為に新しい仮面をもう一つ拵へなければならない! 今度は中々六ヶしさうだ...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...これで観るとカキツバタを杜若であるとしたのは中々旧い事である...
牧野富太郎 「植物記」
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