...中々忙しい...
田山録弥 「初冬の記事」
...言葉の抑揚(よくよう)頓挫(とんざ)が中々巧みであった...
田山花袋 「蒲団」
...部分品や修繕に中々金がかかるのと正式運転手を一人やとい入れるのとではかなりの大負担になる...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...中々それどころじゃない」と暗に相手の無経験を上から見た様な事を云った...
夏目漱石 「それから」
...「此奴中々図々しいぞ...
羽志主水 「越後獅子」
...コオルドクリームは中々のびてゆかなかった...
林芙美子 「帯広まで」
...中々ね」二人の会合を誰も知らない...
林芙美子 「瑪瑙盤」
...条約を結ぼうと云う時だから中々忙くて実際に教える暇(ひま)がありはしない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...国には帰らずに鉄砲を棄(す)てゝその儘(まま)塾に来たと云(い)うような少年生が中々多い...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...雨模様で入り中々よし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...森氏の言ふ通り中々川口って奴かなはぬところがある...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...中々むづかしいもので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...親分大機嫌で中々いゝ評をする...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「華なる夜景」井上の中間演劇、中々いゝ、ただ井上の役はつまらない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この杜若なる漢名の用いが中々長い年の間続いたが...
牧野富太郎 「植物記」
...しかし春の花の時は全く俗塵を離れた境地で中々佳(よ)い眺めであるといわれる...
牧野富太郎 「植物記」
...中々よい俗語のように感じる...
柳宗悦 「京都の朝市」
...妾の考えではあなた中々見こみがあるわ...
吉行エイスケ 「女百貨店」
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