...気の毒な俘虜を並外れて労(いた)はるところから...
薄田泣菫 「茶話」
...並外れて人相が悪い...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...しかも人並外れて気位の高い妻が...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...がつしりと人並外れて幅広い肩はむくれ上るやうに肉が盛り上つて...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...何年か見ずにゐた者同士だけがやるやうな並外れて馴れ馴れしい様子だつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...人並外れた敏感さを示すのであつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...いかにも並外れて勢のある馬らしく――頭や頭に附いているすべてのものを激しく振り動かし...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...其(そ)の男は背が人並外れて高かったばかりではなく...
中島敦 「虎狩」
...向うから人間並外れた低い奴が来た...
夏目漱石 「倫敦消息」
...主人は人並外れて背の低い男だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...朕は即ち勇と力とだけが並外れて強かつたが為めに...
牧野信一 「悲しき項羽」
...並外れて肩のあらわな「燕」を擁して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...並外れて近々(ちかぢか)と寄り合った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...彼は並外れて美しい...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...そしてその眼つきのきれいさも人並外れた澄み方をしていた...
室生犀星 「童話」
...人並外れて身体(からだ)の大きい署長と...
森下雨村 「五階の窓」
...武芸の道のみは人並外れて出精し...
夢野久作 「白くれない」
...異常な頑強さと並外れた生物としての属性を別にすれば...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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