...次には貴下並びに貴下の前任者に厚く御礼を申し上げねばならぬ...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...白猪と並び称せられる唐岬(からかひ)の滝を見たかどうかは記憶にない...
安倍能成 「初旅の残像」
...そうして物干し竿(ざお)におしめがにぎやかに並びますわ...
有島武郎 「ドモ又の死」
...人は幸福に対する自己の要求並びにそれを満足せしむる様々の条件によつてのみ始めて他人の要求とそれを満足せしむる条件の如何なるものなるかを知り得るのである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...倫理並びに作文の教師だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...公園ベンチがあちこちに並び...
海野十三 「空襲葬送曲」
...大小二つの渦巻が上部に並び...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...四列横隊みたいな形で並び...
太宰治 「パンドラの匣」
...かの内部的(文化的)並びに外部的(道徳的)な自然文化統制となるのだった...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...支那四千年の古典『書経』並びに『詩経』等に見ゆるを最初とすべし...
中里介山 「大菩薩峠」
...チェロのソナタ並びにチェロ曲チェロのソナタは三曲入っている...
野村胡堂 「楽聖物語」
...そこにはランプが灯っていて、食器棚が並び、入浴用タオルを暖める機器が置いてあって、その部屋は薄暗い廊下と忍び階段に通じていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...女帝の親任を受けて権勢並びなき高位を贏ち得た人...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...並びに私が理想として信じてゐることを文字通り実現する能力が私にないことは認める...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...葉のない落葉松(からまつ)が無数に並び出しているのに...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...この生産物に影響を及ぼす自然的並びに政治的事情に比較して...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...人が奈良に注意したのはその地形が住居耕作並びに狩猟のために便宜が多いからである...
柳田國男 「地名の研究」
...楯を並べた樣に並び立つた上に...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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