...そこで再び部屋の他の側へ行き、一列に並び、黙っていた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...なお門人建部賢弘(たけべかたひろ)の名で「発微算法演段諺解(はつびさんぽうえんだんげんかい)」並びに「研幾算法(けんきさんぽう)」と題する書物が出ていますが...
石原純 「關孝和」
...九遠藤自身が俥に乘つて持つて來て呉れた洋服、ホワイトシヤツ、裏毛つきメリヤスのシヤツ、ズボン下、並びに附屬品を、義雄は有馬の家で受け取つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...アイノ並びにその文學を研究するだけの補助を見付けて呉れないかと云ふ提議を遠藤に持ち出す...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...商売道の原則と社会に対する一般知識並びに経験を得るように指導して行きたいと考えている...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...将軍家並びに尼御台所...
太宰治 「右大臣実朝」
...「町長さん並びに皆さん...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大六と並び称せらるるほどの豪商となり...
中里介山 「大菩薩峠」
......
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...九郎らの曾我廼家一座並びに木下八百子...
正岡容 「浅草燈籠」
...ボンチはイタリーではカルーゾーと並び称せられるテナーで...
三浦環 「お蝶夫人」
...蒸気河岸とこの堀に沿って、釣舟屋が並び、洋食屋、ごったくや、地方銀行の出張所、三等郵便局、巡査駐在所、消防署――と云っても旧式な手押しポンプのはいっている車庫だけであったが、――そして町役場などがあり、その裏には貧しい漁夫や、貝を採るための長い柄の付いた竹籠を作る者や、その日によって雇われ先の変る、つまり舟を漕(こ)ぐことも知らず、力仕事のほかには能のない人たちの長屋、土地の言葉で云うと「ぶっくれ小屋」なるものが、ごちゃごちゃと詰めあっていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...中に一もと寒牡丹われと並びて咲くと見る友の姿のあてやかさ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...――たとえ敵の司馬懿や張(ちょうこう)がいかほど世に並びなき名将であろうと...
吉川英治 「三国志」
...ぞろぞろと並び出て...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...銀の価値のあらゆる変動並びに金の価値のあらゆる変動もまた...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...並び立った若杉、渦を巻いて見える雑木の若葉、眼の覚める眺めであった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...横倒しに倒れた大きな直い幹から直角に伸び出でた枝とも蘖(ひこばえ)ともつかぬ二三本がそれぞれ一抱え以上の大きな木となって並び立っているのもある...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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