...「両脇を抱え込むようにして歩く」...
...「両脇に荷物を抱えている」...
...「この洋服は両脇がすごくきつい」...
...「彼は両脇から抱きしめてくれた」...
...「両脇が痛くて肩が上がらない」...
...脚のない船長を両脇からいだきあげ...
海野十三 「火薬船」
...両脇の障子横に土地の高い浅草らしくもなく冗な空地があつて...
武田麟太郎 「落語家たち」
...「それがお前! ここから下が」と両手で腰の両脇を扱(こ)くような恰好をしました...
橘外男 「蒲団」
...曲者は死体を両脇にかかえたまま...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...」省三は細君の両脇に手をやつて抱き起さうとしたが考へついたことがあるのでその手を離した...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...皆の魚がその両脇に並んでおるから...
田中貢太郎 「放生津物語」
...男たちなどは滑稽なほどぴょんと身体を真直ぐに立て両手を両脇につけた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...一人は両脇(りょうわき)から上半身を抱え...
徳田秋声 「縮図」
...「玄関の両脇へ植ゑたやうです...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...両脇を支える介添人だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...藤吉と新吉がその両脇に立つてゐた...
牧野信一 「淡雪」
...抜足で立ち帰ると私は二つの袋を鞍の両脇にしつかりと結びつけ...
牧野信一 「変装綺譚」
...情(じやう)のある口の両脇に二本の※(ひだ)が出来て...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...その顔の両脇に在る赤い薄っペラな耳朶(みみたぶ)をズッと上の方へ動かしたので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...コレ……コレ……」と云ううちにお花の両脇の下に手を入れて軽々と抱き上げた...
夢野久作 「笑う唖女」
...激しい呻(うめ)きが聞えました」ルイザはナポレオンの両脇に手をかけて起そうとした...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...しかし本尊の作者は恐らくこの両脇士の作者ではあるまい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...両脇士のうちでは右の脇士の方が優れている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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