...「両脇を抱え込むようにして歩く」...
...「両脇に荷物を抱えている」...
...「この洋服は両脇がすごくきつい」...
...「彼は両脇から抱きしめてくれた」...
...「両脇が痛くて肩が上がらない」...
...しっかりと両脇に抱えながら...
芥川龍之介 「犬と笛」
...ぼくの妹と弟とを両脇(りょうわき)にしっかりとかかえていた...
有島武郎 「火事とポチ」
...ふとい胴中は、鼠のようにふくれ、背中と両脇とに、三角形の大きな鰭(ひれ)がついている...
海野十三 「太平洋魔城」
...時には両脇に枯れた松の木を引きずってわたしの小舎までもってくることであった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...男女ふたりの死体を両脇にかかえて...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...何(な)んと云うことをしてくれた」省三は細君の両脇に手をやって抱き起そうとしたが...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...「玄関の両脇へ植ゑたやうです...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...彼女の顔の小鼻の両脇にある溝が...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...自分の小さな風呂敷包を首へ括つて両脇へ大きな南瓜を抱へて行くこともあつた...
長塚節 「隣室の客」
...両脇に抱きよせるようにし...
火野葦平 「花と龍」
...すると若者どもは両脇に手をかつて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...両脇を支える介添人だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...私の頸の両脇へと分れて行った...
松永延造 「職工と微笑」
...シチューにするバラー肉はその両脇にあるのですがこのブリスケは肉が硬(こわ)くってスープにしても容易に味が出ず...
村井弦斎 「食道楽」
...激しい呻(うめ)きが聞えました」ルイザはナポレオンの両脇に手をかけて起そうとした...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...鎧(よろい)の両脇から掻い抱くようにして...
吉川英治 「新書太閤記」
...お十夜と天堂一角は、抜刀(ぬきみ)を背後(うしろ)へ廻して膝歩きに、ソッと、穴の両脇から、息を殺して暗い奥を覗(のぞ)きこむ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...両脇侍(わきじ)の視線はその交叉点に集まり...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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