...祖国の防衛には両翼覆う防衛体制が必要だ...
...バスケットボールの試合で、彼は得点を両翼から挙げた...
...先生の授業によって、私たちの知識は両翼を伸ばした...
...航空機の両翼には機関砲が装備されている...
...彼女は美しい両翼を持つ蝶に例えられた...
...絶えず両翼を大空に向って張るように...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...敵の両翼を包囲し騎兵をその背後に進め敵の主力を包囲殲滅(せんめつ)すべきことを強調し...
石原莞爾 「最終戦争論」
...この噴泉の大広間の両翼には...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...――制作と鑑賞とは両翼の如し...
種田山頭火 「其中日記」
...両翼の紫色をした朝鮮鴉(がらす)であった...
中島敦 「プウルの傍で」
...即ち両翼が羽ばたきを起したために...
中谷宇吉郎 「「もく星」号の謎」
...とうてい私の展開させた両翼と全然一致しようがないのであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...プロレタリア文学の領域でも左右両翼への偏向がプロレタリアートによって正当な批判を受けたのであった...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...両翼の棟はでこぼこに波を打っていた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...左右両翼を披(ひら)いた山の樹間(このま)に洋人のホテルや住宅の隠見(いんけん)するのを眺め乍(なが)ら...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...両翼の備えをなせ...
吉川英治 「三国志」
...張飛の両翼を従えて今までの消極的な守勢から攻勢に転じ...
吉川英治 「三国志」
...それを知ると袁譚も、「なにも好んで曹操へ降参することはない」と、意をひるがえして、袁尚の軍と、両翼にわかれ、士気をあらためて曹軍と対峙した...
吉川英治 「三国志」
...甘寧を両翼の副将として...
吉川英治 「三国志」
...――この両翼を心にえがきながら...
吉川英治 「私本太平記」
...新田義興(よしおき)(義貞の二男)と脇屋義治(義助の子)を両翼とし...
吉川英治 「私本太平記」
...両翼を(も)ぎ取られた伊丹(いたみ)一城だけのものになり終った...
吉川英治 「新書太閤記」
...長屋門の両翼(りょうよく)の扉はいっぱいに開かれていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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