...それからあの臨終(りんじゅう)の床(とこ)の辺(あたり)をとりまいた現幽両界(げんゆうりょうかい)の多(おお)くの人達(ひとたち)の集(あつま)り……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...個性から発して動植物両界の致命的要素たる本能であるとせられている...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...両界の関係極めて密接なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...動植両界を貫(つらぬ)き...
夏目漱石 「思い出す事など」
...「最後に小生は目下我邦(わがくに)における学問文芸の両界に通ずる趨勢に鑒(かんが)みて...
夏目漱石 「博士問題の成行」
...しかもその大切なる顕冥(けんめい)両界の連鎖をなしたものが...
柳田国男 「山の人生」
...初めてのときには両界曼陀羅(りょうかいまんだら)や醍醐(だいご)の五大尊などと比べて見たが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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