...その絵は両方とも女の裸体画で...
芥川龍之介 「世の中と女」
...「なんにもいただけないんでしょうね」「ソップと重湯(おもゆ)だけですが両方ともよく食べなさいます」「ひもじがっておりますか」「いゝえそんなでも」もう許せないと葉子は思い入って腹を立てた...
有島武郎 「或る女」
...両方とも別々の女と結婚して...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...両方とも(A)「真実の密室...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...両方とも別真別正の仏法であるが...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...肺でしょうか」「肺ですな……もう両方とも悪くなっている!」荻生さんはどうすることもできなかった...
田山花袋 「田舎教師」
...――しかもホラご覧の通り両方とも銀で修繕してあるだろう...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...彼は二人の兄を両方とも愛してはいるが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その上腕は両方とも手首から先は切断されてしまつてをり...
北條民雄 「続癩院記録」
...両方とも馬の写真だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...「両方とも一重ならばそれで好いんだけれどね...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...しかし両方ともに単にそんなもののある引馬野の原野を通過したのみでは問題にならない...
牧野富太郎 「植物記」
...両方ともが何事をおいても相手のためにつくそうと努めているのだから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...従って両方とも、わたしの一生の要求をみたすには足りなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...両方とも自由に決められて良い婚姻にはちがいないが...
柳田国男 「故郷七十年」
...両方とも市場で捨てる屑を拾って来るのだといわれているが...
山本周五郎 「季節のない街」
...両方とも二寸ぐらいの幅で...
山本周五郎 「桑の木物語」
...両方とも二時十六分である...
夢野久作 「暗黒公使」
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