...泰さんと新蔵とは思わず同時に両方から...
芥川龍之介 「妖婆」
...両方からひっぱられて...
海野十三 「火星兵団」
...上手(かみて)と下手(しもて)の両方からダンシング・チームがさっと舞台へ駆け出て来た...
高見順 「如何なる星の下に」
...互の心は両方から歩み寄っていた...
豊島与志雄 「理想の女」
...両方から二重に孤立していることを認めた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あるいは卑下からだったろうか? 否両方からだったのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そうすると山田奉行の方からも人が出て両方から取捲いてしまったんだよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...両方から挟み討ちにして...
中里介山 「大菩薩峠」
...両方から軒が低く重なりあつてゐるせゐか...
林芙美子 「小さい花」
...妻と二人で両方から手をひいて動物園へつれてゆく...
平林初之輔 「犠牲者」
...二人とも――さう両方から逆に問ひ返されると...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...やがて両方から近づくとこちらから...
水野葉舟 「黄昏」
...」ブン蛙とベン蛙とが両方からカン蛙の手を取りました...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...」と二疋が両方から...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...両方から手をとって...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...何とも云へずさびしい気がしてぼんやりそっちを見てゐましたら向ふの河岸に二本の電信ばしらが丁度両方から腕を組んだやうに赤い腕木をつらねて立ってゐました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...両方から小方二人ずつが従(つ)いて...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...両方からグイと捻(ね)じ上げた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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