...襖が突然両方から彼の頬をはさむことを防ぎ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それから兄弟が生涯かかって何もせずに……たぶん自分の職業になるだけの仕事はしたでございましょう……兄弟して両方からして...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...両方から一緒に飛びかかって...
海野十三 「白蛇の死」
...死体入りの麻袋を両方からつりさげて...
江戸川乱歩 「影男」
...盃を口と両方から接近させる形で...
高見順 「いやな感じ」
...」「そしたらあんたは両方から感謝しられるべきやわ」なんかと...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...画の主題でも描法でも両方から互いに接近し模倣し入乱れて来ている...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...そして両方から眼を見合わしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その両方からくる感じの何れに就いていいかを...
豊島与志雄 「反抗」
...仏と鬼を両方から敵に持っちゃあたまらない」こう言って苦笑いをしたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...両方から腕のように延びてきて...
中村地平 「南方郵信」
...両方からすごくすっとぼけられちゃった...
久生十蘭 「だいこん」
...両方から彼の腕を鷲掴(わしづか)みにした...
平林初之輔 「犠牲者」
...両方から当ってみることにした...
牧逸馬 「土から手が」
...二枚の杉戸が凄(すさま)じい勢で両方から一時に蝙也の頭へ殺到した...
山本周五郎 「松林蝙也」
...もう両方から駆け出していた雲霧や...
吉川英治 「江戸三国志」
...大覚寺派の両方から“かわりばんこ”に皇太子を立て...
吉川英治 「私本太平記」
...「あっ」と、五百之進が仰天して戻ってみると、彼が去った瞬間に、入れ代りに、そこへ踏み込んだ羅門塔十郎と東儀三郎兵衛が、両方から、彼女の腕(かいな)を抱きこんで、いやおうなく、庭先へ引き下ろそうとするところだった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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