...彼女は常に両天秤をかけて、どちらを選ぶべきか悩むことが多い...
...仕事と家庭の両方を大切にするのは、両天秤が必要だ...
...彼は利益と公正を両天秤にかけ、最適な決断を下した...
...両親から与えられた価値観により、私はいつも両天秤になってしまう...
...彼らは互いに妥協点を見つけるために、常に両天秤を使う...
...兎(と)に角(かく)両天才を悩ませただけでも...
芥川龍之介 「続澄江堂雑記」
...両天秤(てんびん)にかけられたような...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...両天秤を掛けるところを...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...後醍醐(ごだいご)両天皇を目的として...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...後亀山後小松両天皇の和睦せられて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...「両天秤(りょうてんびん)にかかると...
中里介山 「大菩薩峠」
...……」両天秤(りょうてんびん)をかけたなと主人は...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...アントニウスとオクタヴィアヌスを両天秤にかけて操縦することに於いては多少見当を誤り...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...――三年目で山浦様に逢いたさ」「――――」恋と慾との両天秤で...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...もう一手で敵の陣中目がけて両天秤の凱歌をあげさうになる途端...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...見事敵の逆手に陥つて立往生の両天秤にかゝつてゐるのだ...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...私はじつは両天秤で...
柳田国男 「故郷七十年」
...両天秤(りょうてんびん)などという言葉だけをのこして...
柳田国男 「母の手毬歌」
...W一流の両天秤をかけた思い付であったろうと考えられる...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...両天をかけてどうやら雀羅(じゃくら)だけを張らないでいる外科医者の門前に...
吉川英治 「江戸三国志」
...色と慾の両天をかけて...
吉川英治 「江戸三国志」
...恋と慾を両天秤(てんびん)にかけて...
吉川英治 「江戸三国志」
...両天賭(が)けの二面主義だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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