...両わきにしたがいました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...北岸たちを両わきから抱(かか)えて...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...鼻の両わきに八の字の皺をよせた影深い表情で入ってきた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...つぎの大きなびんを二つ両わきにかゝへ...
鈴木三重吉 「蛇つかひ」
...鼻の両わきへ深い皺をきざみこませ口まげてせせら笑ったものである...
太宰治 「逆行」
...やや猫背になって大小さまざまの本を両わきにかかえて教室にあらわれ...
太宰治 「惜別」
...ジャン・ヴァルジャンは両わきをささえ御者は膝(ひざ)を持って...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...病人の私の両わきに幼い子がぴったりくっついて...
永井隆 「この子を残して」
...ドルスとゼルビノはその両わきにすわった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...刈取った麦の束を両わきに抱え込み...
三好十郎 「おりき」
...鼻の両わきにきざんである非常に深く長いシワを特色とする顔に...
三好十郎 「猿の図」
...峨々(がが)たる山が、道の両わきに、鉄門のように聳(そび)えている...
吉川英治 「三国志」
...轅(ながえ)の両わきにひざまずいている...
吉川英治 「私本太平記」
...公宗の背後と両わきには...
吉川英治 「私本太平記」
...あわててその両わきを扶(たす)けささえた...
吉川英治 「私本太平記」
...また、誰々は、坂の両わきに、兵を潜(ひそ)めよ...
吉川英治 「新書太閤記」
...いよいよ乱軍となるや、武蔵守は、母衣武者(ほろむしゃ)四、五十人ばかりを、両わきにひきい、金扇の馬じるしを目がけて、「家康に会おう...
吉川英治 「新書太閤記」
...牛車の両わきと後ろに一人ずつ従(つ)いて...
吉川英治 「親鸞」
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