...紫の指貫(さしぬき)の膝を両手にしつかり御つかみになつて...
芥川龍之介 「地獄変」
...そこに岡が小道具を両手に下げて玄関のほうから帰って来た...
有島武郎 「或る女」
...頃日(このごろ)の事ですが、今も云った、坂田礼之進氏が、両国行の電車で、百円ばかり攫徒(すり)に掏(や)られたです...
泉鏡花 「婦系図」
...彼女は幼い時から当然受くべき両親のやさしい愛をうけることが出来なかつた...
伊藤野枝 「ウォーレン夫人とその娘」
...弘さんは赤ン坊の首を両手でしめつけていたんです...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「あの顔」
...両氏はいずれもこの名刀を振るって...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...有永弘人両君の調べで該書が愈々稀覯書中の稀覯書である事が明かにされた...
辰野隆 「書狼書豚」
...鼻梁(びりょう)の両側に静脈が青く透いていたりして...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼女の両脇から手をまわして...
豊島与志雄 「女客一週間」
...色は両性とも相当に黒く...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...これは手掛りになるまいな」「…………」千両箱の封印も泥で滅茶滅茶...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...下女や小僧や番頭はお咲を殺すはずはない」「なるほど」「ところが、俺(わし)は毛頭覚えはない――親分も知っての通り、お咲は大金を出して身請(みうけ)をしたばかり、どんな無算当な人間でも、それを殺して、自分も処刑(おしおき)台に上る気持になれるものじゃない――」主人幸七が説明するまでもなく、去年の暮、三百両も積んで、お咲の薄雲を引かせ、ここに手頃な寮まで建てて囲った始末は、当時本妻のお定が大嫉妬(おおやきもち)で、出るの引くのという騒ぎを起したことがあっただけに、銭形の平次にも、忘れようのない記憶だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...暴動も流血もないよ」厚ぼったい外套を着た大男が吠えて、「両方あるぜ、タラズ老虎が権力を強奪する前には...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...両者はきわめて相似たるものにして...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...両方のまん中を通る中道の生活を命じているのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...両方一緒に引ったくってしまった...
夢野久作 「暗黒公使」
...西蓮寺(せいれんじ)という尼寺まで来てくださいませんでしょうか――と手紙と言伝(ことづけ)の両方で...
吉川英治 「江戸三国志」
...宋江がなんの気なしに銀十両をとり出して...
吉川英治 「新・水滸伝」
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