...甲と丙ではちがつてゐたり何かする...
伊藤野枝 「女教員の縊死」
...廿四日、丙子、将軍家山内辺を歴覧せしめ給ふ、期せざるの間、諸人追つて馳せ参ると云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...丙は時として荊棘(けいきょく)の小道のかなたに広大な沃野(よくや)を発見する見込みがあるが...
寺田寅彦 「自由画稿」
...ずっとあとで丙から乙に移ったかもしれないからである...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...一点が甲運動をなし同時に甲の占めている相対空間が乙運動と方向が相反し且つ乙運動と同等な丙運動をなすと表象することによって...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...丙部の史記は一般の歴史の書籍...
内藤湖南 「支那目録學」
...乙駒から丙丁へと...
中里介山 「大菩薩峠」
...藤尾は丙午(ひのえうま)である...
夏目漱石 「虞美人草」
...丙は雅趣を解して繊巧を解せず...
正岡子規 「俳諧大要」
...七月はじめ、あなたが書いて下すった標準で行くと、丙が一日...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...丙は青かったと言う...
武者金吉 「地震なまず」
...丙子の中秋は備中神辺は晴であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...最後に「文化丙子九月六日病卒...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その百七十四蘭軒は此年丙戌の五月十三日に重て入谷村の旭升亭に会した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今茲天保丙申秋九月十日...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...具氏の案内で徐丙奎氏の家を見せてもらう...
柳宗悦 「全羅紀行」
...甲乙に先だって丙丁とは命名し得ぬためであった...
柳田國男 「地名の研究」
...「丙太よ」「あい」「汝(わ)れ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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