...而して彼は世路の曲線的なるにも関らず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...世路(せいろ)にほこるいきほひも...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...翁(をう)曰(いはく)世路(せいろ)の灘(なだ)は総滝(そたき)よりも危からん...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...平素その心を失はずば半生世路(せろ)の辛苦は万巻の書を読破するにもまさりて真に深く人生に触れたる雄篇大作をなす基(もとい)ともなりぬべし...
永井荷風 「小説作法」
...物価暴騰世路困難にたいする...
服部之総 「新撰組」
...物価暴騰世路困難にたいする彼らの不満を...
服部之総 「新撰組」
...上巻を見ると、世路の術にも、心の鍛錬にも幼かつた私の狂はしき姿を見る、と云つて、下巻には、世路の術心の鍛錬に行き届いた時代の句が収められたと云ふのではない...
前田普羅 「普羅句集」
...物ほしさうな世路の術と云ふ事も...
前田普羅 「普羅句集」
...「世路風塵不耐多...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...身をもつて世路の危難や艱苦の中を...
吉川英治 「折々の記」
...年少早くも世路の辛酸をなめつつあった孔明が初めて...
吉川英治 「三国志」
...世路(せいろ)のけわしさを知ってないこの仲時の不覚だった...
吉川英治 「私本太平記」
...この年まであるいてきた世路(せいろ)の途中では...
吉川英治 「私本太平記」
...これらの女性が世路(せいろ)に耐えてきたたたかいも...
吉川英治 「私本太平記」
...世路(せいろ)の紆余曲折(うよきょくせつ)をなめ尽して来ている...
吉川英治 「新書太閤記」
...――あれほどな苦労と経験を世路(せいろ)に積んだ老武士にしても...
吉川英治 「新書太閤記」
...世路(せろ)のみだれは申すもおろか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...世路は似たり、人生の起伏と...
吉川英治 「新・水滸伝」
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