...CとKとテン・イン・ワンとにはお世話になったので...
石川欣一 「比島投降記」
...世話になった故主(こしゅ)半左衛門の遺(のこ)した只一人の若様だった...
海野十三 「くろがね天狗」
...僕もお世話になったことがあります...
太宰治 「鴎」
...ふと雨にへだてられて定宿にゆけずに古老人に世話になったことを話した...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...歿(な)くなったそこの主人には現在自己(おのれ)の奉職している会社の奉職口まで世話になった間であるし...
田中貢太郎 「白っぽい洋服」
...三十五日間世話になった船員にそれぞれトリンクゲルトを渡さなければならないのに...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...またあの時分いろいろ世話になった返礼に...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...今までお世話になった御恩返しをするのはこれからだと沢次は立派な口をきいていたが...
永井荷風 「雪解」
...なるほどその大阪の従姉は子供の時から伯父には色々と世話になったのであるし...
中島敦 「斗南先生」
...ながながお世話になったが...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...さほど世話になったと云う考(かんがえ)も深くはないので...
水上滝太郎 「果樹」
...あんなにお世話になったのだから...
森鴎外 「雁」
...大ぶ世話になったことがあるが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「あのとき世話になった...
山本周五郎 「花も刀も」
...世話になった冥利(みょうり)にさ」娘の耳へ口を寄せて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...何よりはこの夏の頃お世話になったお礼を申し上げねばならぬ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...世話になった家の娘でもあり...
吉川英治 「松のや露八」
...伊織の世話になった礼をのべるためにも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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