...ル・タン社もそれ以上に世智がらいですからね...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...この世智辛(せちがら)い世の中に誰が寝呆けていられますかというんだ...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...徳川の三百年の夏木あり世智辛(せちがら)き浮世咄(うきよばなし)や門涼(かどすず)み九月六日 家庭俳句会...
高浜虚子 「五百五十句」
...世智辛い現代人なぞには...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...当今では大分世智辛(せちがら)くなりましてな...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...今の世智辛(せちがら)い世の中に...
寺田寅彦 「浅間山麓より」
...しかしまた人間の世智辛さがこれでわかる...
寺田寅彦 「柿の種」
...とにかくこうなるとせっかくの最初の空想も雲消霧散して残るものは世智辛(せちがら)い苦々しい現実である...
寺田寅彦 「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...この世智(せち)辛い世に生きて行くためには...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...世の中が世智からくなったことをなげいているが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...東京は世智辛(せちがら)くていけねエ...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...どうも世智辛い御時勢で……どんなことが起こるか分ったものじゃありませんからね...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...今時世智辛(せちがら)くなり...
南方熊楠 「十二支考」
...然しずつと世智に引きしまつた顔で...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...そう十分なだけのものをくれる慈善家はこの世智辛い世の中には居ない...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...世智辛いのね、世智辛いところが旧人をつくり、出来上ったところでなくては認めさせず、認めたと思うともう成長のないことを云々する...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...世智辛い世のゆえとは言い条...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...その中でも最も早く世智辛くなる処は...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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