...第二に、Faraday as a Discoverer. John Tyndall.1868 年初版. 1870 再版. 199 頁.チンダルはファラデーの後任として王立協会の教授になった人で、講演が上手であり、世才もあり、有名だった人である...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...当世才子ではいけません...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...その上に世を推移(おしうつ)る世才に長(た)けているから...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...一行中の世才に長けたる山根氏にまかせて...
大町桂月 「南洲留魂祠」
...この周の弟は世才がないので家を治めてゆくことができず...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「成仙」
...世才とを以て巧みに上長に取り入りつゝ下尅上(げこくじょう)の時勢に乗じたのであるから...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...世才がないこともないので...
種田山頭火 「其中日記」
...――ところで世才はおありですか?」私はそのぶしつけな質問に...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...味方だと自称する多くの当世才士らと同様だろうと想像した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...世才(せさい)ある風の任意(まにまに)漂(ただよ)い行く意味にあらずして...
新渡戸稲造 「教育の最大目的」
...こうした世才(せさい)に長(た)けた子分も必要だったのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...理知と世才に事欠くように見えなかったが...
久生十蘭 「予言」
...世才に通ずる楽天家らしい口吻で云つた...
牧野信一 「蔭ひなた」
...それには世才に長けたおつたの伯父が...
正宗白鳥 「玉の輿」
...世才があればこんな混乱期にこそ世の中の随所に空洞(くうどう)を見つけて縦横に金儲(かねまう)けの手を打つこともできるわけだが...
宮地嘉六 「老残」
...父は世才にうとい...
柳田国男 「故郷七十年」
...彼が一度大所へ出でゝ当世才俊と呼ばるゝものと勝負を決したしてふ志願は成れり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...世才(せさい)に走り...
吉川英治 「松のや露八」
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