例文・使い方一覧でみる「世慣れ」の意味


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...俊助の世慣れない態度とは打って変った...   俊助の世慣れない態度とは打って変ったの読み方
芥川龍之介 「路上」

...ごく初心(うぶ)な世慣れない青年だったけれども...   ごく初心な世慣れない青年だったけれどもの読み方
有島武郎 「或る女」

...先づ誰が見ても世慣れた記者の筆だ...   先づ誰が見ても世慣れた記者の筆だの読み方
石川啄木 「我等の一團と彼」

...この世慣れた探偵はもうそれ以上...   この世慣れた探偵はもうそれ以上の読み方
橘外男 「陰獣トリステサ」

...三人の子の母親になつてゐる彼女は、昔のやうではなく、世慣れた様子で、線香の消え尽きたのにもよく気がついた...   三人の子の母親になつてゐる彼女は、昔のやうではなく、世慣れた様子で、線香の消え尽きたのにもよく気がついたの読み方
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」

...しつけのいい純真な世慣れない女性の清らかさが息吹(いぶ)いていた...   しつけのいい純真な世慣れない女性の清らかさが息吹いていたの読み方
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」

...むろんそんなことはありませんわ」急に愛想のいい世慣れたほほえみを浮かべながら...   むろんそんなことはありませんわ」急に愛想のいい世慣れたほほえみを浮かべながらの読み方
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」

...頓馬(とんま)な世慣れないドイツ人だと判断した...   頓馬な世慣れないドイツ人だと判断したの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...どんな間違いが起こるかも知れないからな」粉屋は世慣れていました...   どんな間違いが起こるかも知れないからな」粉屋は世慣れていましたの読み方
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」

...世慣れない若輩のいひたがる不得要領の警句として...   世慣れない若輩のいひたがる不得要領の警句としての読み方
夏目漱石 「それから」

...あの繁代――少し生真面目(きまじめ)で打ち解け難く見えた五年前の繁代が、あんなに物柔かに、世慣れて、艶(なま)めかしく、仇(あだ)っぽくさえなったことは、何んと言う口惜(くや)しい、が、頼もしい変化だったでしょう...   あの繁代――少し生真面目で打ち解け難く見えた五年前の繁代が、あんなに物柔かに、世慣れて、艶めかしく、仇っぽくさえなったことは、何んと言う口惜しい、が、頼もしい変化だったでしょうの読み方
野村胡堂 「江戸の火術」

...やがて世慣れた調子で話しかけた...   やがて世慣れた調子で話しかけたの読み方
萩原朔太郎 「夏帽子」

...彼がそれまで如才のない世慣れた人たちだと思って交際していた同僚たちから...   彼がそれまで如才のない世慣れた人たちだと思って交際していた同僚たちからの読み方
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」

...すなわち「世慣れたしっかり者」といった方も...   すなわち「世慣れたしっかり者」といった方もの読み方
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」

...振る舞いはあたかも世慣れしているかのようで...   振る舞いはあたかも世慣れしているかのようでの読み方
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」

...世慣れた女であっても...   世慣れた女であってもの読み方
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」

...世慣れた心持ちが出て来て...   世慣れた心持ちが出て来ての読み方
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」

...世慣れた人のようによけいなお世辞などは一つも言わなかったが...   世慣れた人のようによけいなお世辞などは一つも言わなかったがの読み方
和辻哲郎 「漱石の人物」

「世慣れ」の書き方・書き順

いろんなフォントで「世慣れ」

「世慣れ」の英語の意味


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